アドビは7月6日、電通デジタルへのAcrobat DCの導入事例を公開した。
電通デジタルの制作チームではAcrobat DCが3~4年前から欠かせない存在になっているという。Acrobat DC導入前は、プロジェクトチームでアイディアを持ち寄る際、コピーライターはWord、プランナーは簡単な絵コンテやExcel、アートディレクターは手書きのイラストなど、それぞれ異なるファイル形式で資料を提出し、それをまとめる手間が発生していた。
Acrobat DC導入後は、元の形式のままひとつのPDFに自動でまとめることができるようになったことに加え、共有レビュー機能やファイル比較機能を活用することで、確認に要する時間を8割ほど低減。制作期間はおよそ20%短縮した。
さらに、制作部門を中心に活用が進んだAcrobat DCは、バックオフィス業務にも展開。コロナ禍に伴うリモートワーク移行でも大きな役割を果たしており、電子サイン機能を使用できるようになったことで、経理業務をほぼリモート化することに成功したとしている。