良い音でドライブは最高!
だが沼にハマりそうで怖い……
こうして取り付けられたカーオーディオの音は、確かに今までとは別次元。ヴォーカルが上にあがるということは、ナビの声も上にあがって聞きやすくなるということ。これはイイ! 肝心の音は、まごうことなきフォーカルそのもの。聴いていて楽しい気持ちにさせてくれます。慣らしはじめは、ツイーターが上に位置するようになったこともあって「高域がちょっと強いかな」と感じたのですが、それは車両側のイコライザーで微調整。次第によいバランスになってきましたので、イコライジングをやめました。
いい音でドライブというのは、実に気持ちがいいものだなと実感。なら、さらに……という欲望が出てきます。その方法はあるとのことですので、いくつか教えてもらいました。
まずはドアの内張などにデッドニングという処理をするという方法。「FOCAL フォーカル BAM XXXL BAMシート」を貼るのだそうです。BAMシートは、ハニカム制振材+アルミシート+粘弾性ブチルゴムを重ね合わせた独自の3層構造で効果が高いのだとか。ちなみに1箱分(幅50cm×長さ6mのロール状)で5万5000円。必要な量はクルマによって異なります。
次にユニットそのものをハイグレードにするというもの。ですが前出のとおり、ほかのフォーカル製ユニットを取り付けるのは難しいとのこと。そこでご紹介いただいたのがBEWITH(ビーウィズ)という国産ハイエンドカーオーディオブランドの「Reference AM」シリーズです。AMとはアルミニウム・マグネシウムのこと。一般的に振動板は軽く硬く、そして内部損失が高いことが望ましいとされています。アルミニウム・マグネシウム合金の振動板はその条件に適しているのだとか。価格はツイーターとウーファーで10万円前後だそうです。
そして最後はプロセッサーという機械を導入すること。これはDSP(デジタル信号処理)とアンプを内蔵したモデルで、DSPによって音場補正をしてスピーカーに電力を送り込むというわけです。PLUG AND PLAY 640はBEWITHのエントリーモデルだそうで、お値段は6万円。もちろん別途取り付けや調整の工賃が必要となります。ちなみにもっと上級モデルがあるのですが、S660に設置できるスペースとの都合で、このモデルが適しているだろうとのこと。
もちろん取り付けると車体重量は増えるのですが(特にデッドニング)、より一層ドライブが楽しめること間違いナシなので興味はありまくり。しかし、沼に陥りそうな雰囲気も感じている今日この頃です。
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