NVIDIAは6月29日、デスクトップPC向けGPUのエントリーモデル「GeForce GTX 1630」を発表した。GeForce GTX 16シリーズは、2019年に登場したGeForce GTX 1650をローエンドとしてきたが、そのさらに下位に当たるモデルとなる。
GTX 16シリーズと言えば、GeForce RTX 20シリーズと同世代のTuringアーキテクチャーを採用しつつ、AIアップスケーリング向けのTensorコアやレイトレーシング処理に適したRTコアを省くことで、より安価な製品として提供されたシリーズ。
現在、さらに1世代進んだAmpereアーキテクチャーを採用するGeForce RTX 30シリーズが主流となっている中、よりコストを下げたTuring世代のGPUが市場に投入されることとなる。
主なスペックは、CUDAコアが512基、ブーストクロックが1785GHz、ベースクロックが1740GHz、VRAMはGDDR6 4GB、メモリーインターフェースは64ビット。最大解像度は7680×4320/60Hzで、インタフェースは標準ではHDMI 2.0b、DVI-D、DisplayPort 1.4aを搭載する。TGPは75W。
現在、PalitやZOTACから、GeForce GTX 1630搭載ビデオカードが発表されている。