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このスマホ、ホントに買い? 話題のスマホ徹底レビュー 第357回

世界初の85~125mm望遠光学ズームを搭載したソニー「Xperia 1 IV」実機レビュー

2022年06月25日 12時00分更新

文● ジャイアン鈴木 編集● ASCII

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 ソニーのフラッグシップスマホ「Xperia 1 IV」がau、ソフトバンク、ドコモから発売されました。シリーズ4世代目は、世界で初めて85~125mmのペリスコープ式望遠光学ズームレンズを搭載。また、すべてのリアカメラで4K/120fpsのハイフレームレート撮影や、最大5倍のスローモーション撮影が可能になるなどカメラ機能がブラッシュアップされています。貸出機の都合でベンチマークはできないのですが、主にカメラ機能にスポットを当ててレビューをお届けいたします。

※今回借用したのは試作機です。ファームウェアが最終ではないため「最終画質」ではありません。またベンチマークを実施できないことをご了承ください

ソニー「Xperia 1 IV」au版:17万5390円、ソフトバンク版:19万9440円、ドコモ版:19万872円

3つのリアカメラすべてで
最新カメラ機能を利用できる

 Xperia 1 IVはOSにAndroid 12、SoCにSnapdragon 8 Gen 1を採用。メモリーは12GB、ストレージは256GBを搭載しています。

 ディスプレーは約6.5型の4K有機EL(21:9、1644×3840ドット、HDR対応、リフレッシュレート最大120Hz、240Hzの残像低減技術、タッチサンプリングレート最大240Hz)を搭載。輝度が前モデル「Xperia 1 III」より約50%向上しており、また、X1 for mobile、リアルタイムHDRドライブ、4Kアップスケーリング、HDRリマスターなどの高画質技術が採用されています。

 リアには、16mm超広角(F2.2、12MP、1/2.5型)、24mm広角(F1.7、12MP、1/1.7型)、85~125mm望遠光学ズーム(F2.3~F2.8、12MP、1/3.5型)カメラに加え、3D iToFセンサーを搭載。フロントカメラは12MP、F2.0と前モデルの8MPより高画素化されました。3つのリアカメラは、4K 120fpsのハイフレームレート撮影や、最大5倍のスローモーション撮影、「瞳AF」と「オブジェクトトラッキング」、20コマ/秒のAF/AE連写に対応しています。

 5G通信はSub 6とミリ波に対応。無線LANはWi-Fi 6(11ax)、Bluetooth 5.2、FeliCa(おサイフケータイ)、NFCなどをサポートします。

 本体サイズは約71×165×8.2mm(最厚部約9.7mm)、重量は約187g。バッテリーは5000mAhを内蔵。防水はIPX5/IPX8、防塵はIP6Xを備えています。

本体前面。ディスプレーは約6.5インチの4K有機EL。フロントカメラは12MP、F2.0

本体背面。リアには16mm超広角、24mm広角、85~125mm望遠光学ズーム、3D iToFセンサーを搭載。「ZEISSレンズ」と謳われています

本体上面には3.5mmヘッドセット端子、マイク、本体下面にはUSB Type-C端子、マイク、SIMスロットが用意

本体右側面にはボリュームボタン、指紋認証センサー一体型電源ボタン、シャッターボタンが配置

カードスロットにはnanoSIMカード、micorSDカード(最大1TB)を装着可能。Xperia 1シリーズとしては初めてeSIMにも対応しています

すべてのカメラで同じ機能が使えるから
思い通りの画像・映像を撮影できる

 Xperia 1 IVはすべてのリアカメラに120fps高速読み出し対応のイメージセンサー「Exmor RS for mobile」を搭載しています。今回は最大5倍のスローモーション撮影を試してみましたが文句なしに楽しいです。すべてのカメラでスローモーション撮影できるからこそ、自由に引いたり、寄ったりして思い通りの映像を得られます。

※4K120fpsのハイフレームレート撮影と最大5倍のスローモーション撮影に対応。
撮影協力:スーパーラジコン さいたま大宮店

 また静止画、動画ともに、すべてのレンズで「瞳AF」と「オブジェクトトラッキング」に対応している点も便利。下の動画ではかなり激しくスマホを前後左右に振ってみましたが、オブジェクトトラッキングがはずれることはありませんでした。失敗写真、動画を格段に減らせるはずです。

※すべてのレンズで「瞳AF」と「オブジェクトトラッキング」に対応

 ゲーム専用アシスト機能「ゲームエンハンサー」は、配信者の声とゲームサウンドのミキシングが可能となり、PC経由でのモバイルゲーム配信がより簡単な接続で可能となりました。また冷却機能やゲーム配信をサポートするXperia 1 IV専用のゲーミングギアの発売も2022年秋に予定されています。

 ただ個人的には、「ショルダートリガーボタン」がほしいところ。シャッターボタンがせっかく搭載されているので、ゲーミングスマホのようにシャッターボタンを画面上のボタンに割り当てる機能が追加されることを期待したいです。

ゲーム専用アシスト機能「ゲームエンハンサー」を搭載。PUBG MOBILE世界大会の公式端末として採用され、「NEW STATE Mobile」がプリインストールされています

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