ユーザックシステム、デジタライゼーションからの成長戦略を進める高田機工への「名人シリーズ」導入事例とインタビュー記事を公開

文●ASCII

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右:高田機工 管理本部 経理部 経理課 課長 長岡周一氏
左:同課 奥村美咲氏

 ユーザックシステムは6月13日、デジタライゼーションからの成長戦略を進める高田機工の「名人シリーズ」導入事例とインタビュー記事を公開した。

 ユーザックシステムでは、パッケージソフトウェア「名人シリーズ」で高田機工の改正電子帳簿保存法において増加する業務負荷の最小化の効果を測定するために実証実験導入を行なった。

 導入の経緯としては、高田機工はすでに導入しているクラウド型の経費精算システム「楽楽精算」のシステムを利用した電子取引データの保存と、見積書や発注書といった請求書になる前段階のデータ保存が課題であったという。

 社内で利用している文書管理システムに対象となるデータを保存するテストを行なったところ、楽楽精算のデータの保存があまりうまくいかず、さらに保存先の文書管理システムが改正電子帳簿保存法の要件を完全には満たしていないことが分かったという。追加でオプションを購入すればその点をカバーできるもののコストがかかることが分かり、改正電子帳簿保存法に対応できる別の文書管理システムの導入を検討。

 実証実験導入では、ネットバンキングを経由して振込データを送信する手数料の請求書と入出金の明細データをダウンロードして保存するところまでを自動化。また、支払通知書を取引先にメールで送信し、そのデータを保存する業務について、自動送信と法要件を満たしたデータが保存される仕組みを構築。いずれも電子帳簿保存法で本来増える業務が、法対応前より簡略化を実現。

 すべての企業が対応を迫られる電子帳簿保存法への対応の参考として、事例を示している。

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