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あの“はじめしゃちょー”が本気で語る、動画コンテンツへの向き合い方~「TikTok creator academy」レポート~

2022年06月08日 17時30分更新

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 「TikTok creator academy」プログラムの一環として、4月4日に開催した参加クリエイター限定のオンラインセミナー「特別セミナー/はじめしゃちょー」の模様をレポートします。講師を務めるはじめしゃちょーさん(はじめん、@hajimesyachooo)は、国内で投稿動画に興味のある人なら知らない人はいないトップクリエイター。YouTubeのチャンネル登録者数は1000万人を超えており、昨年からはTikTokの運用も本格的に開始しています。そんなはじめしゃちょーさんに、動画制作の心得や継続していくコツなどについて伺いました。

意見を聞くのは大切だが、一貫性を持つ

 すでにトップクリエイターとしての地位を確立しているはじめしゃちょーさん。まだ「YouTuber」という言葉が生まれる前から長きにわたって動画投稿に取り組んでいますが、コンテンツ制作の方向性としては一貫性を貫くことが大事だと言います。コメント欄をはじめとしてさまざまな意見が集まってきますが、誹謗中傷は論外として、善意のアドバイスとして自分の価値観を押しつけてくる人も多く、振り回されないようにするのが一番。「聞くことはもちろん大事なんですが、さまざまな意見を目にすると『自分のやっていることは正しいのか?』といろいろ考えてしまいますし、実際に僕もそうでした。でも心得としては、視聴者の声に振り回されて自分のやりたいこと、自分のスタンスを見失わない一貫性が大事だと思います。何か好きなもの、ブレない自分らしさを表現したほうが、コアなファンがずっと応援してくれる」と言います。

 はじめしゃちょーさんが活動を続けて早10年。その間いろいろな人が挫折して辞めていき、「挫折しないほうがおかしい」という状況にあるそうです。そこで「コメントを読み始めてちょっと良くなさそうだと思ったらすぐ閉じます。人の言葉に耳を傾けることは大切ですが、嫌なことから目を背けることもこの業界では幸せになれるポイントだと思っています。そのことで悩む時間は何よりもったいない」というアドバイスもありました。

トレンド、やりたいこと、わかりやすさ

 とはいえ、自分だけを見て、自分のやりたいことだけをやっていてもなかなか再生数やフォロワーは増えません。そこではじめしゃちょーさんが提案するのは、「2軸で考えて、トレンドを抑えていくことと、自分の作りたい動画をバランス良く出していく」ということ。幸いTikTokには「トレンド」をすぐに参照できる機能があり、見られている動画の内容や楽曲、エフェクトなどがすぐにわかります。「マネ」や「パクリ」というと否定的に捉えられがちですが、TikTokには「みんながやってることを一緒に楽しめる」という文化があり、はじめしゃちょーさんもこの点はYouTubeと大きく異なる点だと感じているそうです。

 また、スワイプひとつでどんどんコンテンツを切り替えられるTikTokでは“わかりやすさ”も大切。「結果がわかってしまっても、何かインパクトがあったり、少しでも面白そうだったりすれば短い時間で見てもらえるとのこと。

コツコツとアップロードし続けていく

 参加者が最も知りたいことは、「バズらせて簡単にフォロワーを増やせないか」ということでしょう。でも、傾向はあったとしても、その回答はなかなか見つからないようです。

 「YouTubeでもよくあるんですけど、1回バズったとしてもチャンネル登録者数が爆発的に増えるとは限りません。フォロワーが増えるということは、また見たいと思わせることが大事です。実際には何がバズるのかはわからないことなので、まずは当たり前のことでも動画を投稿し続けることですね。あとは、アカウントの方向性がはっきりと伝わればフォロワーの数につがなるかもしれません」とはじめしゃちょーさんは語ってくれました。

 ほかにも、残念ながらここではお話しできないマネタイズのバランスやはじめしゃちょーさんのプライベートなど、さまざまなトピックが飛び交った今回のセミナー。最後にはじめしゃちょーさんから参加者へのメッセージを。

 「映像を作る仕事は楽しまないと続けられないし、苦になると思うので、まずは楽しんでください。そこにプラスして見てもらうきっかけを作ったりだとか、自分らしさだったりとか、何かエッジを効かせて、ぜひいろんな人に見てもらえる機会を作って、皆さんの夢が叶うことを祈っております。がんばってください!」

 TikTokでは今後も「TikTo creator academy」を通じて、未来のトップクリエイターを育成していきます!

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