モトローラから登場した同社初となるFeliCa&防水・防塵両対応のAndroidスマートフォン「moto g52j 5G」。海外メーカーのSIMフリー端末でもFeliCa搭載機が増えてきたが、防水までサポートした日本向けカスタマイズモデルとなると、まだまだ希少だ。レビュー記事については後日掲載予定として、まずは外観とスペックを中心に見ていこう。
若干大柄で重量もあるが、3万9800円で
十分な性能に防水&FeliCa対応という注目モデル
moto g52j 5Gは、国内SIMフリースマホ市場で中心となるミドルレンジの製品で価格は3万9800円。後述する性能面を考えるとAQUOSやXperiaといった国内勢だけでなく、シャオミやOPPOとも対抗できるコスパの良さと言える。
その主なスペックは、120Hz対応の6.8型液晶(1080×2460)、Snapdragon 695 5G、6GBメモリー、128GBストレージ、5000mAhバッテリー、側面指紋センサー(+顔認証)、Android 11など。SoCはRedmi Note 11 Pro 5Gなどにも搭載されている、今年のミドルクラスの5Gスマホでは定番のものだ。
ディスプレーはミドルクラスでも主流となった有機ELではなく、液晶が採用されている。最近のスマホに搭載されている液晶パネルは有機EL以上に表示品質にバラツキがある印象だが、少なくとも今回のテスト機の液晶はクオリティー的に問題無いと感じた(ただし、個人的には明るさを「自動調整」にするとやや暗めな印象が)。また、120Hz対応でChromeでのスクロールも滑らかだ。
カメラはメインが5000万画素で、800万画素の超広角(兼深度センサー)、200万画素のマクロの3眼構成(イン1300万画素)。こちらもこのクラスでは一般的なスペックで、暗所向けの「ナイトビジョン」などのモードを持つ。
モトローラ端末の良さはシンプルなUI。手首を2回捻ることでカメラアプリを起動するなどのジェスチャー操作や、電源キーをダブルタップすることでアプリランチャーを表示する操作はあるが、独自の機能やアプリはその程度。自分で自由にカスタマイズしたい、あまり余計なものは要らないという人向きだろう。
ネットワーク面では、nanoSIM+eSIMでのデュアルSIM対応。編集部で短時間試した範囲では4キャリアのSIMでの4Gのデータ通信・VoLTEが利用可能だった(楽天SIMを挿した場合のAPN設定も用意されていた)。ただし、ドコモ5Gの4.5GHz帯は本機でもサポートされていない。
やや大柄(横幅約76.8mm)で、厚みや重量も若干あるが(約9.1mm、約206g)、防水にまで対応した十分な性能を持つ日本向けモデルがこの価格はお買い得で、ミドルクラスの人気の一角となることは間違いなさそうだ
モトローラ「moto g52j 5G」の主なスペック | |
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ディスプレー | 6.8型液晶(20.3:9)120Hz対応 |
画面解像度 | 1080×2460 |
サイズ | 約76.8×171×9.1mm |
重量 | 約206g |
CPU | Snapdragon 695 5G 2.2GHz+1.8GHz(オクタコア) |
内蔵メモリー | 6GB |
内蔵ストレージ | 128GB |
外部ストレージ | microSDXC(最大1TB) |
OS | Android 11 |
対応バンド | 5G NR:n3/28/77/78 LTE:1/2/3/8/18/19/28/38/41/42 W-CDMA:1/2/5/8/19 4バンドGSM |
無線LAN | IEEE802.11ac |
カメラ画素数 | 約5000万画素 +約800万画素(超広角&深度) +約200万画素(マクロ) イン:約1300万画素 |
バッテリー容量 | 5000mAh(15W対応) |
生体認証 | ○(側面指紋、顔) |
FeliCa/NFC | ○/○ |
防水/防塵 | ○/○(IP68) |
USB端子 | Type-C |
イヤホン端子 | ○ |
カラバリ | インクブラック、パールホワイト |
発売日 | 発売中 |
価格 | 3万9800円 |