8コア/8スレッドの「Snapdragon 7c Gen.2」を搭載、ストレージは256GB
有機ELでエンタメが充実! 仕事にも使える性能も魅力のレノボ2 in 1Chromebook が高コスパ!
付属のキーボードについても見ていこう。キーボードは日本語配列の78キータイプで、キーピッチは実測で約19mmと広め。一方、構造上しかたがないことではあるが、キーストロークは同1.2mmほどと結構浅めだ。とはいえ、キーピッチが広いため、打鍵感は上々で、キーを打ち難いと感じることはまずないはずだ。ただ、[Del]キーと[¥]キーがセパレートされておらず、そこだけは慣れが必要だと感じた。
タッチパッドはおよそ幅105×高さ60mmとかなり広めに確保されており、従来のノートPCと遜色ない操作性だ。もちろん、指だけで操作する“ジェスチャー操作”にも対応している。ディスプレーのタッチ操作で事足りると思うが、タッチパッドでの操作に慣れている人でも不満がないつくりとなっている。
バッテリーには4セルリチウムイオンポリマーのものが内蔵されており、公称使用時間は15.5時間。10V30A、つまり30WのACアダプタ―が付属しており、これを接続したときの充電時間もパワーオフ時で2.5時間と、急速充電も可能となっており使い勝手は申し分ない。
最後に<IdeaPad Duet 560 Chromebook >のパフォーマンスを簡単に確認しておこう。まずは、JavaScriptベンチマークである「OCTANE 2.0」からだが、<IdeaPad Duet 560 Chromebook >のスコアは22882と、競合となるインテルCeleron採用モデルが1万~1万5000であることを踏まえると、<IdeaPad Duet 560 Chromebook >の性能の高さが伺える。また、「PCMark」のWebブラウジングやフォトレタッチなどのアプリケーション性能を見るWork 3.0におけるスコアも9660と高く、基本性能は申し分ない。
その一方でゲーム性能は高くない。『原神』はグラフィックスの画質設定は「低」でなんとか遊べるレベル。『ウマ娘 プリティーダービー』にいたっては、起動画面で止まってしまった。だが、『Fate/Grand Order』は問題なくプレイすることができたので、ゲームに関しては描画設定を下げるなど、ある程度の割り切りが必要だろう。
ビジネスや趣味に活用できる2 in 1
以上のように、<IdeaPad Duet 560 Chromebook >の機能性は申し分のない出来で、非常に使いやすい2 in 1タッチパッドといっていい。とくに、タブレットでも画質にこだわりたいという人にとって、有機ELディスプレーを採用した本機は、かなり魅力的ではないだろうか。また購入しやすい価格帯に据えられており、ノートパソコンに代わる選択肢としても、かなりリーズナブルなモデルであることは間違いない。読者や動画鑑賞、それにゲームなど趣味に使いつつ、ビジネスでも利用したいと考える人にとって、<IdeaPad Duet 560 Chromebook >は一考の価値アリだ。