8コア/8スレッドの「Snapdragon 7c Gen.2」を搭載、ストレージは256GB
有機ELでエンタメが充実! 仕事にも使える性能も魅力のレノボ2 in 1Chromebook が高コスパ!
有機ELを採用した画質は申し分なし
USB Type-Cの使い勝手は上々
では、<IdeaPad Duet 560 Chromebook >の外観をチェックしていこう。本体は13.3型のタブレット形状で、サイズはおよそ幅305.86×奥行186.74×高さ7.23mmとコンパクト。重量も約700gほどしかなく、持ち運びに適している。ただ、付属のキーボードとカバーなどを装着すると、総重量は1.2kgとなり、少し軽めのノートPCくらいになる。
そして、<IdeaPad Duet 560 Chromebook >で特筆すべきなのは、ディスプレーに有機ELを採用している点だ。13.3型とコンパクトなサイズながらも、そこに映し出される解像度1920×1080ドットの画像は非常に発色がよく、とくに自然色の表現が優れている印象を受けた。
ディスプレーの左右のベセルも実測で5mmほどしかなくスタイリッシュなデザインである点も魅力的だが、ベゼル幅が狭いため、持ち運ぶ際に指が画面に触れないように注意したい。また、パネルは光沢タイプのため、若干の映り込みが気になるものの、10点マルチタップをサポートしており、その操作性も申し分ない。
さらに、本製品ではLenovo USI(Universal Stylus Initiative)方式のスタイラスペンも付属している。指でパネルを触ると指紋などが付くことに抵抗を覚える人や、絵を描いたり、メモを取ったりといった細かな操作を行う際にはそちらを使うとよいだろう。なお、持ち運ぶ際にペンだけ別途携帯するのはかなり難儀だが、本製品では専用ホルダーが付属し、それを背面カバーに固定できるようになっている。そのため、ペンの収納箇所に気を使う必要がない点はありがたい。
本体カバーは、中央で折り曲げることでスタンドとしても機能する。そのため、曲げ具合を変えることで、画面の角度を用途に合わせて、その都度変更することが可能だ。
インターフェースは、筐体の左右の両側面にUSB Type-Cを1基ずつ装備。このType-Cは従来のUSB 3.0として使用でき、高速なストレージやマウスなどの外部機器を接続可能なほか、USB PD(Power Delivery)をサポートしている点が特徴として挙げられる。USB PDとは、Type-Cを通して最大で240Wの給電を可能にする規格。そのため、PCやディスプレーなどUSB PD対応機器を用意すれば、そこから<IdeaPad Duet 560 Chromebook >へ充電が可能だ。
また、本製品付属のACアダプターもUSB Type-Cで充電するタイプで、<IdeaPad Duet 560 Chromebook >に用意されたUSB Type-Cは、左右の両方ともUSB PDに対応しているため、電源ケーブルを左側と右側のどちらからでも引き回せる点は、とても使い勝手がよい。
さらに、このUSB Type-CはDisplayPortとして映像出力できるAlt Modeをサポートしているため、ディスプレーに接続して、<IdeaPad Duet 560 Chromebook >の画像を映し出すことも可能だ。そのため、ディスプレーがUSB PDに対応していれば、<IdeaPad Duet 560 Chromebook >の充電を行ないながら、画像も表示させるといったことが可能となる。そのため、もし、<IdeaPad Duet 560 Chromebook >とディスプレーを組み合わせるのであれば、USB PDを活用したい。
そのほか、ステレオスピーカーは1Wのものを、左側面の上側と下側に1基ずつ、右側面も同様に2基の計4基を搭載。その音質は、さすがに重低音は物足りなさを感じるものの、音の通りが良い、非常にクリアな印象を受けた。さらに、ヘッドフォン端子は用意されていないが、USB Type-Cをヘッドセット用のミニプラグに変換するケーブルが付属しているので、さほど問題になることはないだろう。
また、デジタルアレイ マイクロフォンや、背面側には800万画素、表側には500万画素のカメラも内蔵しているため、ZoomやGoogle Meetingといったオンラインミーティングでも、<IdeaPad Duet 560 Chromebook >は活躍しそうだ。