このページの本文へ

最高峰性能の小型マシン「Mac Studio」に新iPhone SE/iPad Air登場! 2022年春のApple Event 第39回

「Mac Studio MAX」アップルのデスクトップ製品に新たな時代の始まりを告げる

2022年05月07日 12時00分更新

文● 柴田文彦 編集●飯島恵里子/ASCII

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

・Finderによるフォルダーコピー
 一般的なフォルダーではなく、iMovieのアプリケーション本体(約2.65GB/約2万3900項目)をデスクトップ上で複製するのに要する時間を計測する。Finderによるディスクのランダムアクセスによる読み込み+書き込みのテストに相当する。

 以前にMacBook Proのレビュー時にも述べたが、このテスト結果は当時のMacBook Proでのみ予想外に遅くなっていた。原因は不明だが、この結果は例外的なもので、本来は今回のMac Studioと同等の結果が出るはずのものだ。

・XIPファイルの展開
 Xcode(バージョン12.2)インストール用の圧縮ファイル(11.44GB)をアーカイブユーティリティで展開するのに要する時間を計測する。ディスク上の圧縮ファイルのシーケンシャルな読み出しと、それを展開したアプリ本体のランダムな書き込みを組み合わせたテストということになる。

 この結果は、MacBook ProとMac Studioが、ほぼ同等のものとなっていて、順当と言えるだろう。もちろんMac miniとの差は、CPUやGPU性能ほど大きくない。

・iMovieによるムービーファイル出力
 長さが約50秒の4Kビデオ(ファイルサイズは約125MB)を、再エンコードして出力する時間を計測する。Mac miniを計測した当時は480p出力としていたが、その後iMovieのバージョンアップによって、それに近いのは540pのみとなったため、MacBook ProとMac Studioでは540p出力となっている。

 この結果からは、CPU、メモリ、ディスクの総合的な性能が評価できると考えられる。もちろん、他の機種が64GBのメモリを搭載しているのに対して、Mac miniは8MBしか実装していないのも、不利になっていると考えられる。

・Final Cut Proによるムービーファイル出力
 iMovieによるムービーファイル出力と同様のテストだが、入力は25個の8Kビデオクリップで、それらをコンポーズしながら約43秒の4Kビデオファイルとして出力する。

 エンコード処理して出力するデータ量が多いので、実装メモリ容量によって速度がかなり異なる。8GBしか実装していないMac miniが極端に遅いのは、主にそのためだ。また、iMovieのテストにも言えることだが、M1 Maxが、M1にはないメディアエンジンを搭載していることも、それなりに影響していると考えられる。同じM1 Maxを採用し、メモリも同じ64GBを実装するMacBook ProとMac Studioは、ほとんど同じ結果となった。

・XcodeによるiOSアプリのビルド
 アップルがデベロッパー向けに提供している「SwiftShot」というiOSアプリのサンプルコードをビルドするのにかかる時間を測定する。

 このテストは、それほどメモリを消費しないため、結果はブラウザーなどの一般的なアプリの体感速度とさほど変わるものではない。逆に言えば、プロ用の開発ツールによるアプリ開発では、よほど大規模なアプリでもない限り、それほどの高性能CPUや大容量メモリは要求されないということになる。

カテゴリートップへ

この連載の記事

ASCII.jp RSS2.0 配信中