TOUCH TO GOは、TTGが開発する無人決済店舗システム「TTG-SENSE」「TTG-SENSE MICRO」の全国展開を開始したことを発表した。全国へのサービス提供は、東芝テックが販売・導入・保守をサポートする。
東芝テックとTTGは、2021年9月に資本業務提携契約を締結して以降、同システムで収集した購買前の行動データおよびPOSデータの活用、導入・保守サービスにおける協業、東芝テックが持つ販売・保守ネットワークを活かしたBPOサービス(店舗業務の請負)の提供など、両社協業で無人決済店舗システムの分野におけるノウハウの蓄積、改善を進めている。
TTGの無人決済店舗システムは、2020年3月23日の高輪ゲートウェイ店舗にはじめて導入され、首都圏エリアを中心に合計13ヵ所まで展開を拡大した(2022年3月末時点)。
TTG-SENSE、TTG-SENSE MICROは、カメラによる人物捕捉、重量センサーによるリアルタイムな商品取得データを組み合わせた商品スキャン不要な店舗オペレーションを採用し、利便性の高さとオペレーションコストの削減を両立した店舗運営が可能としている。また、躯体、什器、決済システムなどセットでの提供が可能な簡易設置版の無人決済店舗システムにより、工事なし、電源だけで設置可能。
高輪店舗をはじめ複数の導入案件にて蓄積したデータをもとに日々システム精度を向上し、店舗の安定稼働と90~95%の安定した認識制度を実現しているとする。さらに、東芝テックが運営している電子レシートサービス「スマートレシート」と連携し、紙レシート削減による環境負荷やコストの低減を図る。支払手段は、交通系、クレジット、現金、QRコード決済などに対応する。