このページの本文へ

京都大学・プラットフォーム学連続セミナーVol.10「ロボットとプラットフォーム学」

ロボットクリエーター×Niantic×京都大学研究者、人間とロボットの関係性の未来をセミナーで議論(4月28日・参加無料)

2022年04月22日 16時30分更新

文● ASCII

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

 京都大学「社会を駆動するプラットフォーム学卓越大学院プログラム」では「プラットフォーム学連続セミナー」と題して、一般の方も無料参加できるオープンなオンラインセミナーを、プログラムの一環として毎月展開しており、その第10回が4月28日(木)に開催される。

【参照記事】
謎の学術「プラットフォーム学」を始める京都大学、求む「世界でかませる人」

 プラットフォーム学卓越大学院プログラムでは「社会を駆動する」ために、現実世界の多様な情報を高度な情報処理(AIなどの利活用を含む)によって解析し、それを社会空間へフィードバックすることで、各種社会問題の解決を果たすためのサイバーフィジカルなプラットフォームを構築できるような人材創出を目指している。このようなプラットフォームを利用したアプリケーションの可能性について幅広く議論する連続セミナーとして今回は、人(ヒューマン)とのインタラクションの世界でその存在を確立しつつある「ロボット」との関係性についてフォーカス。

 ロボットには「人らしさの理解」だけでなく、相互に対話・協調しながら関係性を築き、目的を果たすことができるような特性や機能の必要性が考えられる。このためには、ヒューマンロボットインタラクションやコミュニケーションロボットなどの研究開発や社会実装の状況、未来へ向けてどういった人間とロボットの関係性が想像できるのか、そして、その未来におけるプラットフォームの位置付けは何かについて、情報共有・議論が必要であるとして、セミナー内ではこれらテーマが取り上げられる。

 また先行して情報空間と実空間を繋ぎ、新しい価値創造を行っているゲームの世界の状況も本議論の参考とすべく、セミナーにはロボット関連の研究者に加え『ポケモン GO』などで知られるNianticからも登壇者を招き、人間とロボットがさまざまな空間をまたいで関わり合いを持つ未来についてディスカッションする予定だ。

 参加受付は4月27日(水)正午まで。現実世界と情報空間が混じり合った未来について、その接点におけるロボットやARゲームなどと人間のインタラクションを切り口に考察する無料セミナーへ、是非気軽に応募いただきたい。

京都大学【プラットフォーム学連続セミナーVol.10】イベント詳細

・イベント名:ロボットとプラットフォーム学 ~人間とロボットがさまざまな空間をまたいで関わり合うような未来とは~
・開催:2022年4月28日(木)17時15分 〜 19時15分
・主催:京都大学プラットフォーム学卓越大学院
・協力:京大オリジナル株式会社、株式会社角川アスキー総合研究所
・事前応募制/オンラインセミナー(Zoomウェビナー)
・お申し込みはこちらから

登壇者一覧

株式会社ロボ・ガレージ 代表取締役社長
高橋智隆 氏

 1975年生まれ。2003年京都大学工学部卒業と同時に「ロボ・ガレージ」を創業し京大学内入居ベンチャー第一号となる。代表作に「週刊ロビ」「ロピッド」「FT」など。2013年、世界で初めてコミュニケーションロボット「キロボ」を宇宙に送り込む事に成功。ロボカップ世界大会5年連続優勝。米 TIME 誌「2004年の発明」、ポピュラーサイエンス誌「未来を変える33人」に選定。「エボルタ」によるグランドキャニオン登頂、ルマン24時間走行等に成功し、ギネス世界記録認定。現在、株式会社ロボ・ガレージ代表取締役、大阪電気通信大学客員教授、ヒューマンキッズサイエンスロボット教室顧問。

Niantic インターナショナル コミュニケーション ディレクター
齊藤香 氏

 2018年5月、Nianticに入社。ゲームタイトルを含めたすべてのアジアとヨーロッパの広報活動を担当。Niantic以前はTwitter、Googleなどの日本法人立ち上げ時代の広報のほか、Facebookの日本語サービス立ち上げ時やノルウェーのブラウザ Operaの広報などを担当。シリコンバレーに本社を持つPR代理店の日本法人立ち上げの経験も持つ。

京都大学大学院 情報学研究科 社会情報学専攻
岩下直行 教授

 京都大学情報学研究科教授。ATR知能ロボティクス研究所客員研究室長兼務。1998年、京都大学工学部情報工学科卒業、2000年、京都大学情報学研究科修士課程修了。2003年、京都大学情報学研究科博士後期課程修了。博士(情報学)。2003年よりATR知能ロボティクス研究所研究員、上級研究員を経て、研究室長。2018年より現職。ATRにおけるコミュニケーションロボットプロジェクト開始時のメンバーの一人で、日常生活の場で人とコミュニケーションすることにより、情報提供、案内等のサービスを行うコミュニケーションロボット「ロボビー」の研究開発に取り組んでいる。ヒューマンロボットインタラクション、特にロボットの自律対話機構や社会的能力、人型ロボットの身体を利用した対話、日常生活の場面への応用に関心をもつ。

京都大学 プラットフォーム学卓越大学院 プログラムコーディネーター
原田博司 教授

 京都大学情報学研究科教授。郵政省通信総合研究所(現 情報通信研究機構)を経て2014年より現職。5G、6G通信システム、IoT用通信システムの研究開発、標準化、実用化に従事。取得国内特許は250件以上。自身が開発したスマートメーター用無線システムWi-SUNは、全世界で数千万台導入されている。
 

カテゴリートップへ

アスキー・ビジネスセレクション

ASCII.jp ビジネスヘッドライン

ピックアップ