働く！おすすめ周辺機器レビュー 第19回

パソコン・スマホ・ゲーム機……つながりまくりのパワードスピーカー

チタンが鳴らすド迫力スピーカー「ED-S1000MKII」を買って新生活に備えるべし

ゲームにパソコン、スマホまで！　何でもつながり音質も良好

　ということで仕事場に到着した「ED-S1000MKII」をさっそく試用してみることにした。特に豪奢なオーディオ製品を取りそろえていない筆者なので、やはり接続するのはパソコンやゲーム機ということになる。

　最初はパソコンに接続。IKEA製のワークデスクは幅約105cm×奥行約60cm、24インチのディスプレーの左右に「ED-S1000MKII」を設置し、接続にはRCA⇔3.5mmステレオミニプラグケーブルを使用した。なおRCA⇔3.5mmステレオミニプラグケーブルは、長さ約1.7mと十分であり、パソコン本体と若干離れていても問題なく接続できる。

仕事用デスクに「ED-S1000MKII」を設置し、パソコンと接続

　動画配信サイトにアクセスし、映画を観ながら試聴。まずは普段使いのヘッドホンの閉塞感から解放された音の広がりを身体全体で感じられる。クリアな高音域は、チタン製ツイーターがもたらしてくれるのだろう。その影響もあるのか、エントリー帯では感じられなかった「クリアな印象」を感じた。

ワークデスクで動画配信サービスを鑑賞中。小さめデスクなのでわりといっぱいいっぱいの配置となってしまっているが音質は見事の一言

　続いて、場所を変えてリビングのテレビ脇に「ED-S1000MKII」を配置。今度はゲーム機と接続を試みる。PlayStation 4は光ケーブルで、Switchは3.5mmミニプラグ→RCA変換でそれぞれ接続。

　ワークデスクの場合よりも左右のスピーカー位置が離れていることに加えて、ゲーム自体の音響の作り方も影響しているのだろう、プレイしていると心地良い立体的なBGMに包まれる。

「ED-S1000MKII」とSwitchを接続。こちらもRCA→3.5mmステレオミニプラグケーブルを使っている

　また、ヘッドホンやテレビのスピーカーでは感じにくい低音域のズッシリとした音響効果が強く感じられ、ゲーム体験の迫力が増した。特に、余計なことを考えずに挑むアクションゲームやスポーツゲームのプレイに合っているだろう。

「ED-S1000MKII」のド迫力サウンドに包まれながらゲームプレイ。ヘッドホンやエントリー帯とは明らかに違うッ！

　最後に、ハイレゾ対応配信サイトの楽曲を試そう（デスクトップPCのハイレゾ対応サウンドカードから光ケーブルで接続）。それほど上等の耳を持っていない筆者なので、通常楽曲と聴き比べてみたとき、正直「これはッ！」というほど大きな違いは言及しづらいのだが、ドラムの粒立ちが小気味良く、ボーカルによりナマナマしさを感じたことは告白しておこう。

ハイレゾ対応でハイレゾ配信サイトの高音質音源も存分に楽しめる

リモコンはシンプルながらすべての操作を快適にこなせる

エントリー帯を卒業したい人に！
ワンランク上のスピーカー「ED-S1000MKII」は買いだ

　なんでも、コロナ禍以降はYouTubeやInstagramで自身のテレワーク環境を公開する「ルームツアー動画」が大盛況なんだとか。それとはなしにそれらの動画を観てみると、電動スタンディングデスクにMacBook、WebカメラとLEDバーライトを装着した外付けディスプレー、スタンドから吊り下げたUSBマイクといったアイテムが揃った「洗練されたテレワーク環境」が登場することが多い。

　そして、そうした環境ではアイテムとして「ブックシェルフ型のスピーカー」も頻繁に登場する。今回登場した「ED-S1000MKII」であれば、そんな巷のルームツアー動画のような洗練されたオシャレ環境はもちろん、リビングから仕事場でも十分な存在感を持つはずだ。

　もちろん実用性が高いことも重要だ。その点、「ED-S1000MKII」はチタン製ツイーターが生み出す透明な高音域をはじめサウンドは文句なし、そしてさまざまな機器と簡単に接続できる使い勝手の良さも備えている。まさに「良いとこ取り」のスピーカーだと感じた。

　「ED-S1000MKII」の価格は、プリンストンの直販サイトで4万1000円（税込）。決して手を出しにくいという価格ではないから、自宅の音環境をエントリー帯からもう1つ上のランクに上げてみたいと考えている、そんな人におすすめできる一台だ。

（提供：株式会社プリンストン）

■関連サイト

• Edifier 2.0 パワードブックシェルフ スピーカー「ED-S1000MKII」
• プリンストン