最高峰性能の小型マシン「Mac Studio」に新iPhone SE/iPad Air登場! 2022年春のApple Event 第37回
「Apple Studio Display」4K動画・空間オーディオ・ハイレゾを遊び尽くせ!
2022年04月06日 12時00分更新
4K動画&空間オーディオをStudio Displayで楽しむ
Studio Displayは、5K(5120×2880画素)解像度の液晶Retinaディスプレイを搭載。空間オーディオ再生にも対応する6スピーカーシステムや、96kHz/24bitまでのリニアPCM形式によるハイレゾ再生を楽しむためのDAコンバーターを内蔵しています。そのスペックをフルに発揮できる環境が整えば、4K動画配信や音楽再生の没入感が一段と増します。
① 4K対応の動画配信サービスを観る
Apple TV+にはアップルオリジナル作品、およびストアで販売されている作品を含む4K/HDR対応の映画やドラマなどが豊富に揃っています。
4KやHDR、サラウンド音声の対応状況については各作品紹介のページに表示されるアイコンが目印になります。ドルビービジョンなどHDR対応の映像コンテンツをネイティブ画質で楽しむためには上位のApple Pro Display XDR、または2021年にアップルが発売した14/16インチのMacBook Proが必要です。ただ、Studio Displayの5K Retinaディスプレイも600nitsの輝度、Display P3をカバーする広色域を実現しているので、映像の見応えについては引けを取りません。
動画配信はサービスごとに画質設定を正しくしないと、Studio Displayの真価を引き出せない場合があります。
Apple TV+アプリケーションの4Kコンテンツを視聴する際には、環境設定の「再生」メニュー内にある「ストリーミングオプション」が「高画質(最大4K)」になっていることを確認しましょう。
Netflixの4KコンテンツをStudio Displayで視聴する場合は、UHD/4KでのストリーミングをサポートするNetflixプランの契約と、25Mbps以上の安定したインターネット接続速度のほかにも以下の環境要件があります。
・Apple M1チップ、またはApple T2 セキュリティチップ搭載のMac
・macOS 11.0 Big Sur以降のOS環境
・最新バージョンのSafariブラウザ(HDRコンテンツのネイティブ表示にもSafariが必要)
・4K/60Hz対応のディスプレイ(外付けモニターの場合はHDCP2.2対応も)
・Netflixの「再生設定」からストリーミング画質を「自動」または「高」にする。
Amazon Primeビデオにも4Kテレビで楽しめるUHD(4K)画質と、サラウンド音声を収録するコンテンツが多数揃っています。ところがMacで鑑賞する場合、Mac版Amazon Prime Videoアプリ、ウェブブラウザによる視聴はともにストリーミング時には映像がHD画質に制限され、音声もまたステレオ再生になります。Amazon Prime Videoアプリの「設定」から「ストリーミング再生・ダウンロード」の中に入り、「ダウンロード品質」を「最高」としてMacに保存して観る方法もありますが、こちらを選んだ場合も映像はHD画質になります。
今後Macによる4K再生が楽しめる日が来ることを心待ちにしましょう。
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