最高峰性能の小型マシン「Mac Studio」に新iPhone SE/iPad Air登場! 2022年春のApple Event 第37回
「Apple Studio Display」4K動画・空間オーディオ・ハイレゾを遊び尽くせ!
2022年04月06日 12時00分更新
アップルがA13 Bionicチップを内蔵する外部モニター「Apple Studio Display」を発売しました。高画質な5K Retinaディスプレイ、本体に内蔵する6スピーカーシステムを駆使して、4K動画配信や空間オーディオなど上質なエンターテインメントを楽しむ方法をまとめてみました。
Thunderbolt対応Macにケーブル1本で簡単接続
Apple Studio DisplayはMac、およびiPadの互換機種に最適化されたThunderbolt対応の外付けモニターです。アップルが互換性を確認できているMacとiPadのリストは、Studio Displayの仕様に最新情報が公開されています。ざっくりまとめると、macOS Monterey 12.3以降とThunderbolt対応のUSB-Cポートを搭載するMac、およびiPadOS 15.4以降を搭載する新しいiPad ProとiPad Airです。
背面にはMac/iPadからの信号入力用として、1系統のThunderbolt 3に対応するUSB-Cポートがあります。このポートは最大96Wまで接続している機器に給電ができます。例えばMacBookを充電しながら大型外部モニターとしてStudio Displayを使うことも可能です。
ほか3系統のUSB-Cポートはストレージなど周辺機器からのデータの読み込み、充電などの用途に使えます。同時に複数のデバイスをStudio Displayにつなぐことはできないため、デバイスを変える際には都度ケーブルを抜き差しします。
Studio Displayは、単体でネットワークに接続する機能を持ちません。ファームウェアの更新は接続するMacを経由して実施します。カメラやサウンドシステム、マイクの制御を担うA13 Bionicチップを内蔵していますが、OSが入っていないため、MacをつながずにStudio Display単体でAirPlayによるワイヤレス伝送を受けたりする使い方もまた想定をされていません。Thunderboltに対応するWindows PCに接続して外部モニターとすることもできるようですが、ソフトウェアのアップデート、あるいは空間オーディオ再生などを楽しむ場合にはMacが必要です。
以上いくつかの注意点を踏まえれば、新しいStudio Displayは電源ケーブルとMac/iPadを接続するだけでとてもシンプルに使える外付けモニターです。屋外で活用するMacBookシリーズをオフィスや在宅ワークのデスクに持ち帰った後はStudio Displayにつなぎ、より大きな画面で仕事の続きに打ち込んだり、エンターテインメントを伸び伸びと楽しむという使い方にも最適です。
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