先日、大学の卒業式を迎えることができたけど、その写真を見返して楽しかったなーと少しブルーになっているジェイです。正直な話、社会人なんてもっと先のなんか別世界の話だと思っていたのに、気づけば自分も社会人の仲間入りだなんて怖すぎですよね笑
とても早いですが、今回のこのコラムが西新宿LOVEWalkerでの最後のコラムとなってしまいました。
最後のコラムは、私の中でこの「まち」のスタート地点と思っている、最初のコラムでも紹介させて頂いた新宿中央公園で書いていきます。
前回の記事はこちらです。
【連載/身近な世界~vol.2】憧れていたはずの瞬間はいつの間にか〜
過去の連載記事はこちら!:学生たちの日常
今日は快晴なだけでなく心地よい暖かさで、公園でもすでに桜が咲いていました!
桜を見ると、卒業の季節だなー、大学生活ほんと色々あったなー、社会人生活はどんなだろうって物思いに耽っているとこんなとこまで鳩が!
お菓子はないよーなんて声に出さずにいうと同時に、多分あってもあげてはいけないんだろうなと。
そんな感じで風景を見つつ内容どうしようかなーって思考していて、最後なので僕がこの「まち」での学生生活を通してどんなイメージを持ったのか、またこの先どんな「まち」になってくれたら良いなーなんて思いを書いていこうと決めました。
当時、西新宿に来たばかりのころは、大学周辺の風景からオフィス街であり、社会人が忙しくしているというイメージでした。ですが、まち開発プロジェクト-Smart Tech-での活動を通して、西新宿の人々と出会ってお話しもして、まちの歴史も知ることができ、自分や他の学生のイメージとはかなり異なっている「まち」の姿が見えてきました。
「まち」にふれてきたことで出来上がっているイメージは「可能性にあふれたまち」ですね。まず、新宿中央公園は自然を感じながらリラックスしたり、スポーツができたり、夜は綺麗な夜景が見られると言った点でとても安らげる場です。次に、公園の周りに、実はレトロなお店が多く存在し、私がいくつか行かせていただいたお店の方々はとても優しく、オフィス街のイメージとは反対に時間がゆっくり流れているように感じました。
この「安らげる場」が実は多い、ということをまずは知ってもらい、足を運んでいただけたらいいなと考えています。
西新宿ではIT、建築、鉄道といったさまざまなお仕事をされている方が多く、「まち」ではさまざまな実証実験なども行なわれています!
歴史については、実は昔、大きな池があり、屋形船が運行しており、舞妓さんなどもいてとても賑やかな「まち」だったそうです!
また、去年はコロナ禍で行なうことができなかった新宿十二社 熊野神社 例大祭というお祭りも毎年9月ごろ行なわれているそうです!
オフィス街という見た目に埋もれてしまっているだけで、私が知っているだけでも多くの魅力が存在していました。また、コロナ禍だけの問題ではないと思いますが、これだけさまざまな人々がいるにもかかわらず、人と人の繋がりはとても薄いような気がしています。
そのため、この先は西新宿の魅力を発信していくだけでなく、「まち開発プロジェクト-Smart Tech-」をはじめとした多くの企業や地域住民の方々、来街者の方々と繋がりを作り、多種多様な繋がりができないかなぁなんて願ったりしています。
西新宿で過ごした期間は短かったですが、このようにコラムを書かせていただけ、他にもさまざまな企画を通して、とても濃い時間を過ごすことができました。そんな思い出のあるこの「まち」西新宿の良い発展を願ってこのコラムをおしまいにします!
それでは、またいつか!
■ジェイのお気に入りの本紹介
最後に紹介させていただく本は、
「海からの贈り物」
アン・モロウ・リンドバーグ:作 吉田健一:訳です。
この本は、日々の生活から離れ、離島で生活することで、自分を取り巻く全ての環境を見直していくお話です。女性を軸に描かれているのですが、男性の自分が読んでも今の生活、これからのことを真剣に見つめ直せるコロナ禍の今だからこそ今一番読んで欲しい本です。
人の心は数値では表せず、人によってもだいぶ変わってくるものだと思います。ですが、現代の情報社会では明らかに人間の心には入りきらないほどの多くの人間のことを消化しているという話題があります。
私は、この部分にとても共感しました。今や本当に欲しい情報の取捨選択などできる状態ではなく、欲してすらいない情報の方が多く、絶え間なく私たちが消化してしまっていることは間違いないと思います。そのせいで、もっと身近なことを考える時間は少なくなり、自分とは全く関係ないことばかりで埋め尽くされ、身近なものや自分自身のことが見えなくなっているのではないでしょうか。
ですが、もちろん今の便利な社会を全て断ち切る必要はないですし、断ち切ることは難しいことだと思います。だからこそ、この本を読んで一旦今の自分自身と自分を取り巻く環境を見直すきっかけになれば良いなと思います。