ナッジは3月29日、次世代型クレジットカード「Nudge（ナッジ）」において、カード利用特典として「NFT: Non-Fungible Token」を受け取れる実証実験（PoC）“Cashless to earn”を4月より開始すると発表した。
現在、Nudgeカードの利用に応じてユーザーが受け取る特典は画像・動画などのデジタルコンテンツが中心だが、本PoCでは、試行的取組みとして、NFTを特典として提供する。
NFTコンテンツの第1弾としては、加藤ミリヤさんおよび松井秀喜さんが主催するチャリティークラブを期間限定で立ち上げる。
本PoCにおけるブロックチェーン基盤については、GAS代が低く環境負荷が低い日本発パブリックブロックチェーンであるShidenを活用することで、より多くのユーザーへの低コストでの配布が可能だという。
また、NFTマーケットプレイス「tofuNFT」を活用することで、NFTウォレットを保有していないユーザーであっても手軽にNFTを受け取ることが可能な仕組みを採用。受け取ったNFTは、MetaMaskのような自身のウォレットに紐づけたり、別のウォレットに送付することもできる。
同社は、本PoCにおいて、Nudgeカードを通じてNFTを利用特典として配布することで、これまでにない新たな金融体験を提供すると共に、アーティストやアスリート、スポーツチームをはじめとするIPホルダーがNFTを活用することで、ファンエンゲージメントを向上させ、収益を多角化することを目指すとしている。
