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今年は当日予選からの勝ち抜きや現地観戦も! eスポーツ専用施設「FAV ZONE」オープンも発表

eスポーツ大会「FAVCUP 2022」2日間にわたる熱戦! レポート

文●藤原達矢/アバンギャルド 編集● ASCII

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 2022年3月19日と20日、プロゲーミングチーム「FAV gaming」(KADOKAWA Game Linkage)主催のeスポーツ大会「FAV gaming CUP 2022 sponsored by v6プラス(FAVCUP 2022)」決勝戦が、ところざわサクラタウン(埼玉県所沢市)のジャパンパビリオンで開催された。

 プロ・アマ問わずエントリーできる同大会は、2020年の第1回大会から3年連続での開催となる。第3回となる今大会は「レインボーシックス シージ」「クラッシュ・ロワイヤル」「ストリートファイターV チャンピオンエディション」の3タイトルで開催。予選通過選手に招待選手を加えて、2日間にわたる熱戦が繰り広げられた。

 また今大会では初の試みとして、ストリートファイターV チャンピオンエディションの予選会を決勝戦当日に現地会場で実施し、幅広い参加者のチャレンジを受け入れた。さらに、昨年大会では新型コロナウイルスの感染拡大で見送られた現地会場での観戦も可能に。FAV gaming公式YouTubeチャンネルでの生配信と並行して、多くの観戦者が戦いの行方を見守った。

●アーカイブ配信(FAV gaming 公式YouTubeチャンネル)
 ・FAVCUP2022 sponsored by v6プラス DAY1【レインボーシックスシージ、クラッシュロワイヤル】
 ・FAVCUP2022 sponsored by v6プラス DAY2 【ストリートファイターV CE】

大会は、2020年にオープンしたKADOKAWAによる日本初のコンテンツモール「ところざわサクラタウン」のジャパンパビリオンで開催。今年は会場での現地観戦も復活した

大会会場の外には出店が並ぶ。3連休の初日ということもあり、多くの人で賑わっていた

3月19日には、FAV gamingがところざわサクラタウン内に新設したeスポーツ専用施設「FAV ZONE」が一足早くお披露目され(4月2日正式オープン)、ファンミーティングも開催された

レインボーシックス シージ:決勝はFAV gamingとREJECTの対決

 大会初日には、レインボーシックス シージとクラッシュ・ロワイヤルの決勝大会が行われた。

 レインボーシックス シージ部門の決勝は、同日に開催された準決勝を勝ち上がったFAV gamingとREJECTの対決に。前回大会で優勝して連覇を目指すFAV gamingにREJECTが挑むマッチアップとなった。

レインボーシックス シージ決勝に出場したFAV gaming(左)とREJECT(右)の各選手

レインボーシックス シージは、ユービーアイソフトから発売中のタクティカルシューター。アメリカ、ドイツ、ロシア、フランス、イギリスなど、多国籍の特殊部隊から構成された対テロ特殊部隊「レインボー」の活躍を描くゲームだ

決勝では、1チーム5名で6ラウンドずつ攻守を交代しながら、最大12ラウンド(7ラウンド先取)を戦う

 試合の行方は、ファーストマップを落としたものの、その後は持ち直して安定した戦いを見せたFAV gamingが優勝。解説のCrazyPapiyoN選手が「日本どころかアジア最強と言っても過言ではない完成度」と語る、前評判通りの強さを決勝の大舞台で発揮した。

 2連覇を果たしたFAV gamingのリーダーShiN選手は、優勝インタビューで「FAV CUPという名の付いた大会なので、僕たちが優勝しないと終われないと思っていた。1マップ目は落としてしまったが、『落ち着いてやろう』とチームで確認して練習通りに取り組んだことで逆転できた。今後は、好調を維持したままAPAC NorthとRainbow Six Japan Leagueの二冠を狙っていきたい」と、今シーズンの展望を語った。

 さらにShiN選手は同大会のMVPプレイヤーにも選出され、「1マップ目と2マップ目で選手を落ち着かせてチームのみんなをまとめることができた」と選ばれた要因を分析した。

 準優勝に終わったREJECTだが、リーダーのsolty選手は「負けてしまったが『Fun And Victory(楽しんで勝つ)』の気持ちを忘れずに臨むことができたので楽しかった。FAV gamingと戦い、チームで動く手札の多さを学ぶことができたので、今後の力にしたい」と、さらなる成長を誓った。

優勝したFAV gmaingには、トロフィーの他に賞金40万円とJBLからゲーミング用オーディオ「Quantum STREAM」が贈られた

準優勝のREJECTにも賞金10万円が贈呈された

 次世代インターネット接続サービス「v6プラス」を提供する日本ネットワークイネイブラー(JPNE)は、第1回大会から3年連続でメインスポンサーを務めている。自宅でv6プラスを利用しているFAV gaming 格闘ゲーム部門のsako選手は、紹介動画の中で「最近はオンラインでの対戦も増え、ネット回線の品質は試合の勝敗にも大きく影響する。普段練習してきた力が出せないと悔しいが、回線が安定していると安心してプレイに集中できる」と、オンラインゲームにおける通信回線の重要性を強調した。

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