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BTOカスタマイズも豊富、ZEFT G24CZをベースに自分好みの1台にも!

第12世代Core i5とRTX 3060搭載ゲーミングPCが18万円台と高コスパ! カッコよくメンテナンスしやすいThermaltake製ケースも魅力

2022年03月21日 11時00分更新

文● 宮崎真一 編集●八尋/ASCII

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「ZEFT G24CZ」

 ハイスペックなパソコンがゲームで高いパフォーマンスを発揮するのは当たり前だ。だが、ハイスペックなパソコンはその分価格も高く、手が届かないと諦めている人も多いのではないだろうか。そんな人におススメしたいのが、パソコンショップSEVENが発売するゲーミングデスクトップパソコンの「ZEFT G24CZ」だ。

 このZEFT G24CZは、インテルの第12世代Coreプロセッサーと、NVIDIAのAmpere世代のGPUを搭載しながらも、18万5680円とコストパフォーマンスに優れるモデルとなっている。では、このZEFT G24CZはどのようなマシンなのか、詳しく見ていこう。

ZEFT G24CZ
https://pc-seven.co.jp/spc/15178.html
18万5680円(3月18日現在)

ZEFT G24CZの主なスペック
CPU Core i5-12400F(定格クロック2.5GHz、最大クロック4.4GHz、6コア/12スレッド)
CPUクーラー 空冷リテールクーラー
マザーボード ASRock B660M PRO RS(Intel B660チップセット)
グラフィックス GeForce RTX 3060
メモリー Crucial製DDR4-3200 16GB(8GB×2)、スロット数4のうち2スロット使用
ストレージ 500GB SSD(Western Digital WD Blue SN570、M.2、NVMe)
PCケース Thermaltake Versa H200TG RGB
光学式ドライブ DVDスーパーマルチドライブ(外付けUSB接続)
通信規格 有線LAN(1000BASE-T)、無線LAN(IEEE 802.11ax/ac/a/b/g/n)、Bluetooth 5.0
電源ユニット Silverstone Strider Essential 600W(定格出力600W、80PLUS BRONZE認証)
OS Windows 11 Home(64bit)

Core i5-12400FとRTX 3060を搭載
ケースはミドルタワーの「Versa H200 TG RGB」

 ZEFT G24CZでは、CPUにインテルの「Core i5-12400F」(以下、i5-12400F)を採用。モデルナンバーに“F”が付いていることから明らかなように、内蔵グラフィックスを省略し、その分価格を下げたCPUだ。

CPU-Z(Version 2.00.0)の実行結果

 ゲーミング用途では、ビデオカードを利用することがほとんどなので、CPUにグラフィックス機能が用意されていなくても、さほど問題になることはないだろう。また、i5-12400Fは6コア/12スレッドタイプのCPUで、最大で4.4GHzで動作するため、ゲームにおいて十分なパフォーマンスを持っている。

 CPUクーラーには製品パッケージに付属する、いわゆるリテールクーラーが装着されているが、i5-12400FのTDP(熱設計電力)は65Wなので、CPUクーラーの冷却も十分。CPUクーラーの静音性を高めたいという人や、将来的に上位のCPUへのアップグレードを視野に置く人などは、コストアップにはなるものの、BTOで簡易水冷クーラーを選択するといいだろう。

CPUの冷却にはリテールクーラーを採用

 ビデオカードは、試用機では「GeForce RTX 3060」を搭載したMSIの「GeForce RTX 3060 VENTUS 2X 12G OC」が装着されていた。このカードは、ブーストクロックがリファレンスより30MHz高い1807MHzのクロックアップモデル。2基搭載されたファンは、分散型と従来型のファンブレードを交互に配置した「TORX FAN 3.0」仕様で、GPUに負荷が掛かっていないアイドル時には回転を停止する機能も用意されている。

CPU-Z(Version 2.44.0)の実行結果

NVIDIAコントロールパネルからシステム情報を確認したところ

試用機ではビデオカードにMSIのGeForce RTX 3060 VENTUS 2X 12G OCが採用されていた

 マザーボードは、ASRockのインテル B660チップセットを搭載した「B660M Pro RS」を採用。microATXながらも十分な拡張性を持っており、1000BASE-T対応の有線LANおよびWi-Fi 6に対応した無線LANも用意されている。また、マザーボードに付属する形でオーディオアプリケーションとして「Nahimic Audio」が利用可能。ヘッドフォン接続時にバーチャルサラウンドが使用できるほか、マイク入力に対して雑音除去が行なえるなど、ボイスチャットでもかなり使い勝手がいい。

背面にはUSB 3.2 Gen.1×4とUSB 2.0×2の計6基のUSBを装備。なお、映像出力はビデオカード側のものを利用するため、マザーボード側のHDMIとDisplayPortは使用できない

サウンドアプリケーションのNahimic Audioが利用可能

サウンド出力と入力ともに使い勝手な高い機能が用意されている

 システムメモリーは、DDR4-3200を16GB搭載し、ゲーミング用途では十分な容量。ストレージもM.2タイプのSSDを500GB搭載しており、こちらも問題はない。多くのゲームをインストールしたい人や、動画編集や写真のレタッチなどで容量が必要な人は、BTOでストレージの増設を選択するとよいだろう。

CrystalDiskInfo(Version 8.15.2)の実行結果

 電源ユニットは、80PLUS Bronze認証を受けた定格出力600Wのものを採用。CPUやGPUのグレードを考慮すると、バランスの取れたものといっていい。こちらもBTOには、多くの電源ユニットが用意されているので、さらに定格出力を高めたい場合などは、変更してみるのも得策だ。

電源ユニットはケース底面に配置。試用機ではSilverStoneの「SST-ST60F-ESB」が採用されていた

 さて、ZEFT G24CZでは、ケースにThermaltakeのミドルタワー型となる「Versa H200 TG RGB」を採用。このケースは、高さが454mmにおさえられており、机上に置いて使用しても問題ないレベル。天板の前方にはヘッドフォン出力とマイク入力のほかに、USB 3.0が2基用意され、アクセスのしやすさはいうまでもないだろう。

ケースのVersa H200 TG RGBは、全体的に黒一色でまとめられたシックな印象

天板にはヘッドフォン出力とマイク入力、それに2つのUSB 3.0を装備。さらに、LEDの制御用ボタンが用意されている点はユニーク

 左側面のサイドパネルは、強化ガラスを用いた内部が見えるタイプ。とはいえ、ZEFT G24CZでは、フロントパネルの一部とマザーボードの背面にLEDが搭載されている程度で、点灯する箇所はさほど多くない。そのため、あまり派手な印象はなく、かなり落ち着いた雰囲気だ。なお、これらのLEDは、マザーボードの付属アプリケーション「Polychrome SYNC」から一括制御が可能となっている。

フロントパネルは左側のライン状の意匠とThermaltakeのロゴにLEDが搭載されている

Polychrome SYNCを使うことでフロントパネルのLEDの制御が可能だ

 Versa H200 TG RGBでは、ファンは背面に120mm角を1基搭載し、天板と底面に吸気孔が設けられていることもあり、吸気性は良好。内部空間も広めに確保されており、パーツの発熱が問題になることはないはずだ。

左側面から内部を確認した様子。内部空間は広めに確保されている

天板の防塵フィルターはマグネットで固定されているだけなので、メンテナンスは容易だ

底面にも防塵フィルターが用意されており、こちらも簡単に取り外しが可能だ

コスパのよさが最大の魅力
BTOのベースモデルとしても打ってつけ

 冒頭でも述べたとおり、ZEFT G24CZの魅力はミドルクラスの性能を備えながらも、税込みで20万円を切るコストパフォーマンスの高さだ。このZEFT G24CZをベースにして、BTOで自分好みのパソコンに仕上げるといったことも面白いかもしれない。とはいえ、やはり肝心なのはZEFT G24CZのゲームパフォーマンスだろう。そこで、別記事ではZEFT G24CZで実際にゲームをプレイし、そのポテンシャルを確かめてみたい。

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