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横浜中華街の新たな魅力に出会えるスペシャルチケット「横浜中華街 楽楽 -Fun!Fan!-」
※過去の連載記事はこちら:ハマコの最旬横浜トピックス
さて、横浜の魅力って皆さん、何を思い浮かべますか? 中華街の異国情緒あふれる雰囲気やグルメ、みなとみらいの美しい夜景や近未来的な街並み、関内の歴史的建造物や山手の洋館… など、どれもフォトジェニックで歩いて楽しい街並みを思い浮かべる人も多いのでは??
そんな横浜の街づくりに深~くかかわっているのが、横浜市役所に設置されている「都市デザイン室」。
横浜市は、今から約50年前の1971年に、全国に先駆け、市役所内に「都市デザイン」担当を設置し、横浜の歴史や地域の個性を生かして、洗練されているけれども、生活しやすい魅力的な都市をつくっていく取り組みを行てきました。
みなとみらいを中心とするベイエリアはもちろん、金沢や港北などの郊外エリアまで、エリアごとの資源や個性を⼤切にした魅⼒づくりや、横浜らしい景観づくりなどを目指して、「横浜の都市デザイン」は発展してきました。
この「横浜の都市デザイン」の50年を振り返り、“個性と魅⼒あるまち横浜”に向けて時代とともに歩んできた都市デザインの具体的な取組を紹介する展覧会「都市デザイン 横浜」がBankART KAIKOで現在開催されています。
「横浜の都市デザイン」ってなんだろう? ちょっと気になったので展覧会に行ってきました♪
展示は5部構成になっていたので、順番に紹介していくね。
★001 プロローグ/都市 横浜
まず、会場入ってすぐに目を引くのが、みなとみらい地区から山手地区までの街並みが俯瞰できる大きな模型。普段見慣れている建物も、上から見ると全く気付かなかった建物の形状を発見できます(ハマコは横浜市中央図書館があんな形をしていたのか! と模型をみて初めて知りました。残念ながら模型の撮影は個人利用の範囲内での撮影は可能でしたが、メディアへの掲載は不可でしたので、興味を持った方はご自身で確かめてみてくださいね♪)。
また、模型はプロジェクト計画時のものなので、現在の横浜の街並みとは多少違っている部分もあります。そんな違いを発見するのも楽しかったです。
模型を見て振り返ると後ろには、都市デザインMAPが飾られています。都心部エリアだけでなく、郊外部エリアも多く記載されていて、こんなところにも「都市デザイン」が関わっているのかと親しみが湧いてきます。
開港以来の歴史を感じる都心部や緑や丘陵地に恵まれた郊外部など様々な魅力や個性を生かして、都市デザインの取組は横浜市全域で展開されてきたそうです。
★002 「都市デザイン 横浜」の誕生
このパートでは横浜の歴史をなぞりながら、なぜ横浜が都市デザイン活動を始めるのに至ったのか、そして都市デザインとはどのような活動なのかを紹介しています。
ここでは、都市デザイン政策を進めたきっかけとなった、1965年に発表された「六大事業」や都市デザイン室初期メンバー(勝手に呼んでみました)の紹介が分かりやすくパネルで紹介されています。
また、令和元年まで旧横浜市庁舎で実際に使用されていた「大テーブル」の展示とともに、この大テーブルを囲み、実務を担う若い職員たちを中心に、職務の上下関係なく発言、自由闊達な議論と組織の活性化を目指した「大テーブル主義」の紹介がされていました。なんだか当時の職員の都市デザインに対する熱が伝わってくるような展示でした。
★003 都市デザイン50年の実践
横浜の都市デザインでは、都市空間の「質」にこだわり、大規模プロジェクトから、ランドスケープ、建築、ストリートファニチャー、街なかのグラフィックまで、さまざまなデザインをしてきたのだそう。
ここでは、都市デザイン50年の実践とその成果としての都市空間を、実際の街なかにいるかのような映像で紹介しています。
★004 都市デザイン手法の展開
横浜の都市デザイン活動は「歩いて楽しい街」を皮切りに、50年かけてそのテーマや取組、エリアを拡大させてきたんだって。これは、「魅力と個性ある人間的な都市」「7つの目標」といった普遍的な価値観を持って、その場所が持つ特性や時代のニーズに合わせて柔軟に「実践的都市づくり」を行ってきた結果でもあるんだって。
ここではそんな都市デザインの取組を分かりやすくパネルで展示しているよ。
★005 横浜・風景の解剖
横浜を代表するいくつかの景色や建物は都市デザインが積み重ねてきた多くの工夫によって、今の姿があるんだそう。けれど、説明を聞かずにその仕掛けに気づくことは難しいですよね。
たとえば、象の鼻パークは開港150周年を記念して港湾緑地として整備され、だれもが利用できる憩いの広場となりました。芝生の広場では、天気の良い日や休みの日には多くの方が思い思いにくつろいで楽しんでいる風景をよく見ると思います。そんな芝生の広場はじつは、海を見渡せるようにと緩やかな斜面になっていたり、工事中に海中から出土したかつての象の鼻防波堤の石がベンチとして置かれていたりすることをご存じですか? また、ベンチは弧を描いて配置され、広場でパフォーマンスやイベント時には観客席として利用できる仕組みになっているのを知っていましたか?
そんな、聞けばへー! と感心してしまうような都市デザインの仕組みがいくつも積み重なって象の鼻パークが形成されているのです。そんな、仕組みを分かりやすく解説展示しているのがこの章です。
じっくり読みすすめていくと、見慣れた景色や建物が新鮮に思えたり、さらに愛着が湧いてくるような内容になっています!
いかがでしたか? 「都市デザイン政策の歴史」と身構えてしまうと難しそうだな~、理解できるかな~と思ってしまいますが、展示は映像や写真、グラフィックなどの工夫で、デザインや建築に詳しくなくても十分に楽しめる内容でした。街歩きや建築巡り、街づくりに興味のある方はもちろん、なんとなく「横浜の街並みってお洒落だから好き♡」っていう人でも、興味深く楽しめる展示だと思います。
チケットは一度購入すれば、期間中何度でも入場可能ですので、じっくり楽しむこともできます。
また、「この展覧会をきっかけにもっと都市デザインについて学んでみたい~!」と思った方には展覧会の内容を含めた、これまでの50年の「横浜の都市デザイン」についての取組を紹介する展覧会カタログ(3000円)も会場で販売しているよ。展⽰では紹介しきれない仕事の数々や、関係者や専⾨家による書き下ろしの解説や対談、豊富なビジュアルが盛りだくさん。しかも、カタログ購⼊者先着800名には、展覧会開催を記念したオリジナルスイーツがもらえるよ!
ほかにも展覧会会期中には、都市デザインを「知る」講演会や親子で楽しめるオリジナルエコバッグづくりなど、関連イベントも開催される予定です。詳細や各イベントの申し込み方法は公式ホームページや横浜市都市デザイン室公式ツイッターで確認してみてね!
【展覧会概要】
名称:「都市デザイン 横浜」展 〜個性と魅⼒あるまちをつくる〜
会期:3⽉5⽇(⼟)〜29 ⽇(⽕)11時〜19時
会場:BankART KAIKO (横浜市中区北仲通5-57-2 KITANAKA BRICK&WHITE 1F)
料金:⼀般700円(横浜市内在住500円)、⼤学・⾼校⽣300円
※中学⽣以下・障がい害者⼿帳をお持ちの⽅とその付き添い1名無料
※カタログと展覧会チケット1枚がセットになったセット割引(3000円)もあり
URL: https://toshide50.com/
横浜市都市デザイン室公式ツイッター:https://twitter.com/yokohama_ud
(※公式ツイッターでは展覧会の最新情報や都市デザイン室の取組について発信中だよ。)
それでは次回もお楽しみに~!
文/ハマコ
横浜観光コンベンション・ビューローが運営する、横浜市観光公式サイト「横浜観光情報」公式ツイッターを運営しています。横浜の最新情報や、おすすめのイベント情報、地元ネタなど、イマドキの横浜を「ハマコ」目線で日々取材し、情報発信しています! 趣味はカフェ・パン屋巡りとショッピング。是非、フォローしてね~♪
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横浜の秋のイベントについてもっと知りたい方はぜひ、「横浜観光情報」サイトをご覧ください。
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