家電量販店スタッフに聞くASCII BESTBUY AWARD2021の激オシモデル 第6回
お客のニーズをつかんで的確に提案するジョーシンが選んだ激オシモデル
2022年03月03日 20時00分更新
阪神タイガースオフィシャルスポンサーとして知られ、関西圏の地元に愛される家電量販店ジョーシン。そのジョーシンの商品部情報機器グループの稗田徳隆さん、中村誠人さん、福嶋智徳さん、商品部モバイルコミュニケーショングループの溝端 仁さんに2021年の激オシモデルを紹介してもらいました。
持ち運んで使う人にオススメの世界最軽量「LIFEBOOK UH」
PCを担当する稗田さんの激オシは、14インチ未満ノートPC部門の富士通クライアントコンピューティング「LIFEBOOK UH」。今回、ASCII BESTBUY AWARDの部門賞に輝いた逸品です。また、稗田さんには、14インチ以上ノートPC部門でも、富士通クライアントコンピューティングの「LIFEBOOK MH」と日本マイクロソフトの「Surface Laptop 4」を推薦しています。
LIFEBOOK UHは、モバイルノートPCの重量に求められる1つの基準である“1kg切り”をぶっちぎりでクリアする、最軽量モデルで634gの13.3型ノートPC。ただ軽いだけではなく、CPUにはCore i7-1165G7、またはAMD Ryzen 7 5700Uを搭載。HDMIやUSB 3.1などの豊富なインターフェースも備えています。
「インテル製Core i7搭載で、かつ“evo”の認定を受けており、非常にハイスペックで納得の価格。本体が超軽量なので、モバイルパソコンとしての利便性が際立つ商品です。本体性能、軽さ、筐体全てにおいて高いクオリティを持っています。ビジネスマンや大学生はもちろん、パソコンを持ち運んで使う人に最適です」(稗田さん)
一方、14インチ以上ノートPCのLIFEBOOK MHは、FMV LIFEBOOKに新しくラインアップした14インチのモバイルノートPCのシリーズ。Core i7-1165G7と512GBのSSD(PCIe)を搭載する「MH75/F3」と、Ryzen 5 5500Uと約256GBのSSD(PCIe)を搭載する「MH55/F3」の2モデルで、メモリーはどちらも8GBです。
「洗練されたボディデザインと、“使いやすさ”にこだわったモデルです。初心者からヘビーユーザーまで全てのユーザーが安心して使える製品と言えます。個人的にはキーボードのストロークの深さが気持ち良くて、仕事がはかどっている印象を受け、非常に好感が持てます。最近の来店客のニーズは二極化傾向にあります。“長く快適に使えるパソコン”または“極力予算は抑えたいけれど、コスパの良いパソコン”です。LIFEBOOK MHはどちらのニーズにもしっかり応える製品だと思います」(稗田さん)
Surface Laptop 4は、13.5インチと15インチの2モデルがあり、今回部門賞を獲得したのは15インチモデル。アスペクト比3:2のPixelSenseディスプレーで、画面解像度は2496×1664ドットと、ビジネスで使いやすい画面が特徴です。
CPUはCore i7またはRyzen 7 4980U、メモリーは8GB/16GB/32GBから、ストレージはSSD(PCIe)の256GB/512GB/1TBから選べます。
「アップルを意識したデザインにも見えますが、マイクロソフトのブランド力を前面に出した、使い勝手の良い機種になっています。学生や新社会人のお客様は指名買いで来られるので、店頭に展開しているだけで足を止めていただけます。画面のアスペクト比が他社と違うので、オフィスソフトやブラウジングが使いやすいと好評価です」(稗田さん)
ちなみに稗田さんがデスクトップPC部門でイチオシしているのは、これも部門賞を受賞したNECパーソナルコンピュータの「LAVIE A23/A27」。A23が23インチ、A27が27インチで、液晶画面が前面にせり出し、液晶を支えるスタンド部分が本体になっています。液晶パネルを振動させることで音を鳴らす「Crystal Sound Display」や、テレビの3波ダブルチューナーを搭載し、レコーダーとしても利用可能です。
「デスクトップPCは一定の需要があります。そのような中、NECはほとんどのお客様のニーズに対応できる、ユーザーにとっても販売員にとっても頼もしいメーカーです。ラインナップが性能別にきっちりと整理されていて、非常に接客しやすいです」(稗田さん)
カメラ機能がさらに強力になったiPhone最新モデル
スマートフォン担当の溝端さんの激オシは、ハイエンドスマホ部門で部門賞受賞のアップル「iPhone 13 Pro/Pro Max」。ハイバリュースマホ部門では、OPPOの「OPPO Reno5 A」とシャオミ「Mi 11 Lite 5G」と、どちらも部門賞を獲得したモデルを推薦しています。
iPhone 13 Pro/Pro Maxは、言わずと知れたアップルのスマートフォンの最新フラグシップモデル。画面サイズはProが6.1インチ、Pro Maxは6.7インチ。主な違いは画面サイズで、重さの違いは35g程度。カメラ機能が大幅に強化されたほか、バッテリー駆動時間も大きく延びており、ProもPro Maxも最大で20時間を超えています。
「iPhone 13 Proの推しポイントは、新たに搭載された35mm換算で77mm相当の望遠カメラと、今までになかった映画のような動画が取れるシネマティックモードです。よく動画を撮影する方に最適です。カメラはマクロ撮影にも対応し、より豊かな表現が可能になりました」(溝端さん)
iPhone 13 Pro/Pro Maxのディスプレーは、表示性能と省電力を両立するProMotionに対応しています。CPUには最新のA15 Bionicチップを搭載。
「ProMotion採用のディスプレーによって、ついに最大120Hzのリフレッシュレートに対応した点は見逃せないポイントでしょう。ゲームの激しい動きもスムーズに表現できるようになりました。完成度が非常に高くオススメの1台です」(溝端さん)
OPPO Reno5 Aは、4眼カメラ搭載の6.5インチスマートフォン。インとアウトのカメラで同時に動画を撮影して1つの動画にまとめられるなど、ユニークな機能が豊富です。顔認証や背面指紋認証に対応。FMラジオ機能も備えています。
「防水・防塵・おサイフケータイ対応で幅広いニーズに応えられる1台です。最大6400万画素の4眼カメラ、Snapdragon 765G搭載、5G対応と、ハイバリュースマホの中で申し分のないスペックです。長時間イヤホンを使う際に重宝するイヤホンジャックが備わっているのも良いです」(溝端さん)
Mi 11 Lite 5Gは、薄型軽量スマートフォン。フラッグシップの「Mi 11」シリーズの廉価版ながら、5G対応のスペックの高さと薄い筐体が目を引きます。
「6.55インチAMOLEDディスプレイと4250mAhのバッテリー搭載でありながら、厚さ6.81mmで質量159gと、驚きのスリム感と軽さ。最大6400万画素の3眼カメラ、Snapdragon 780G搭載、5G対応とスペックも申し分ない。唯一の弱点は、防滴対応のみで防水・防塵までは対応しないところ。ウォータースポーツや釣りはやらないから、防滴で十分という人には最適な1台です」(溝端さん)
溝端さんによれば、スマートフォン本体と通信事業者の料金プランに数多くの選択肢があるため、来店客からは最適な機種・プランの提案を求められることが多いそう。また、ガラスフィルム、ケース、高速充電対応の充電器をセットで購入するお客が多いとのことです。
Aterm WX3600HPは通信の安定性が抜群
Wi-Fiルーター担当の中村さんの激オシは、NECプラットフォームズの「Aterm WX3600HP」です。こちらも部門賞を獲得した逸品。
Aterm WX3600HPは、Wi-Fi 6に準拠した8ストリームのWi-Fiルーターです。WANポートが2.5GBASE-Tにまで対応しており、家庭内における複数デバイスの高速通信が可能になっています。最大通信速度は理論値で2402Mbps(5GHz帯)です。
「スマホやPCで、インターネットの利用が当たり前の社会となり、できる限り速く、一度に複数台の機器がスムーズに問題無く接続できるWi-Fiルーターを探している方が増えています。Aterm WX3600HPは、家庭内で複数の機器を同時にネットに接続し、屋内の様々な場所で利用するファミリー層にオススメの製品です。接続は簡単で、お客様が購入後、安心して利用できます。電波が全方向に届くワイドレンジアンテナPLUSにより、ハイパワーで電波を届けられるため、他社製品に比べてつながりやすく切れにくい通信の安定性の高さが魅力です」(中村さん)
中村さんはASCII BESTBUY AWARDで部門賞と量販店賞を受賞したバッファローの「WSR-5400AX6S」もオススメしています。量販店賞は、中村さんだけでなく、量販各社からの高い評価を最も集めた製品です。
WSR-5400AX6Sは、Wi-Fi 6準拠の4ストリームWi-Fiルーター。最大通信速度は理論値で4803Mbps(5GHz帯)となっています。有線LANポートはWAN×1、LAN×4でいずれも最大1Gbpsに対応。複数のWi-Fiルーターや中継機を組み合わせて1つのネットワークを構築し、1台のWi-Fiルーターだけでは電波が届きにくい場所にも電波を行き渡らせるメッシュネットワークが利用できます。
「通信速度と電波強度のバランスが良く、価格帯でもベストと言える1台です。メッシュネットワークのWi-Fi EasyMesh規格に対応しているため、電波の届かない部屋がある場合でも、後からルーターや中継機を追加して環境を整えることができます」(中村さん)
iPad miniがマスク着用のままでも認証しやすく
アクセサリー担当の福嶋智徳さんの激オシは、アップルのタブレット端末「iPad mini」。こちらも部門賞受賞製品です。
iPad miniは、昨年登場の最新モデルからフロントのホームボタンが排除され、非常にすっきりしたデザインになりました。チップにはA15 Bionicを採用。8.3インチLiquid Retinaディスプレイは画面解像度が2266×1488ドット、高解像度なので精細な描画が可能です。本体上部に指紋認証のTouch IDを搭載。重さは約290gと持ち運びも容易です。
「iPad miniは、Touch ID搭載でマスク着用のままでも簡単に認証できます。電車通勤にも最適なサイズ感で、iPadを持ち歩いて使いたい方に最適です」(福嶋さん)
福嶋さんによれば、店頭ではほとんどの客が、Apple Pencil 2と保証サービスのAppleCare+を同時購入するそうです。予算を検討する際はこの2つの分も忘れずにチェックしておきましょう。また、店頭ではiPhoneとの連携をよく質問されるとのこと。iPhoneと連携してどんな機能を使いたいのか、情報を整理しておくと店員とのやり取りもスムーズに進みそうです。
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