このページの本文へ

ラック、AIで不正取引を検知する新サービス「AIゼロフラウド(AI ZeroFraud)」を提供開始

2022年02月17日 18時00分更新

文● ASCII

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

AIゼロフラウドは、FC3が提供するAI不正取引検知エンジンを活用し、金融機関から送信される取引情報を受け取り、分析結果を返信する

 ラックは2月17日、昨今急速に被害額が拡大している特殊詐欺によるATM不正利用に対し、同社の金融犯罪対策センターが開発した人工知能(AI)を活用し、不正取引を検知、防御するサービス「AIゼロフラウド(AI ZeroFraud)」の提供を開始した。

 犯罪者は盗み取ったカードを悪用するが、そういった不正取引は正常な取引と比べて極端に件数が少なく不均衡データとなるため、従来のルールベースの検知では対応が難しいケースがあったという。同社が開発した技術ではFC3と金融機関が持つ犯罪パターン情報を分析し、学習用データの比率調整を実施することでAIモデルの「特徴量エンジニアリング」に反映。不均衡データでも発見率を飛躍的に向上させ、94%という高い不正取引検知率を実現したという。

 AI不正検知システムと金融機関のシステムの連携は、取引データと分析結果の受送信のみを行なう仕様となっており、金融機関のシステムへ大きな変更を加えず実装ができるとしている。また、既存の不正取引検知システムがある場合にも協調して動作することが可能なため、過去のシステム資産を無駄にしない。

 不正取引を検知するAIエンジンはFC3が日々収集する犯罪パターン情報によりアップデートされ、金融機関は不正検知システムの定期チューニングによって最新の脅威に対して迅速な対応が可能。日々膨大に発生している金融取引に向けて、金融システムの処理に遅延を起こさせないAIエンジンの分析レスポンスを実現し、金融機関の利用者の利便性を損なうことなく、安全性を向上させることができるとしている。

 価格は顧客の要望・要件に応じて個別見積もりとなる。

■関連サイト

カテゴリートップへ

アクセスランキング

  1. 1位

    ITトピック

    “VMwareショック”余波、IaaSベンダー撤退も/本音は「拒否したい」時間外の業務連絡/IT部門のデータメンテ疲れの声、ほか

  2. 2位

    データセンター

    首都圏のデータセンター枯渇、電力コストの高騰、エンジニア不足 課題から考える最新データセンター選び

  3. 3位

    デジタル

    なぜ大企業でkintoneの導入が増えているのか? DX推進と「脱・属人化」を実現するエンプラパートナーに聞いた

  4. 4位

    TECH

    【提言】「VPNの安全性」が通用しない時代 ZTNAへの困難な移行を経営層はサポートせよ

  5. 5位

    TECH

    自律的に動けないメンバーを持つくらいなら、一人で全部やったほうが幸せに働ける「管理職の憂鬱」に関する調査

  6. 6位

    ビジネス

    トヨタ自動車はBacklogのAIアシスタントをこう使っている “現場の知見”を貯めるAI用データベースに

  7. 7位

    TECH

    IT人材の約半数が「静かな退職」 正当に評価されないし心身の健康を優先

  8. 8位

    デジタル

    地方テレビ局が生成AIで記事作成を爆速に でもその裏で“10倍増えた”業務とは?

  9. 9位

    ビジネス・開発

    “保守地獄”からSEを解放する 富士通がソフトウェア改修の全工程をマルチエージェントで自動化

  10. 10位

    ビジネス

    行政DXを超え、デジタルで市民の力を引き出す“地域社会DX”へ 兵庫県豊岡市の挑戦

集計期間:
2026年02月25日~2026年03月03日
  • 角川アスキー総合研究所