F1マシンは大人から子供まで大人気!
会場で目をひいたのは、いわゆる「ホンダF1第四期」(Hondaは2015年からのF1活動について、自ら第四期と表現したことはありません)のマシンが勢ぞろいしたこと。詳しくは別記事をご参照いただくとして(歴代F1マシンで振り返るHondaモータースポーツ激動の歩み)、厳密に言えばレッドブル・レーシングとHondaが最初に手を組んだマシンRB15と、アルファタウリ1年目のAT01の展示はなかったのですが、約7年に及ぶマシンたちが並ぶ姿は感慨深いものがありました。特に苦労したマクラーレン時代の3年間の展示は久しぶりのこと。しかも試座しての撮影可能というサービスぶりです。
レッドブル/アルファタウリ(トロ・ロッソ)のマシンとも記念撮影が可能。さらには昨年の鈴鹿GPで走行する予定だった「ありがとう」と描かれたスペシャルも展示され、そのマシンとの2ショット撮影列は、なんと2時間待ち! 多くのファンがHonda F1との別れを惜しんでいました。
マクラーレンのマシンのように試座できるコーナーはほかにもあり、インディ500を2回制覇した佐藤琢磨選手や2021年からF1に参戦している角田裕毅選手、英国スーパーバイク選手権(BSB) シリーズを4度制覇した清成龍一選手を輩出した鈴鹿サーキットレーシングスクールの教習車の展示・試座ができました。SRS Formulaは童夢SDH-F04/TR204Fというマシンで、パワートレインはHondaの2000ccエンジンとシーケンシャル6速の組み合わせ。16歳から受講できるそうです。
また実際に全日本ロードレース等に参戦するバイク、N-ONEオーナーズカップ参戦車両なども数多く展示され、小さな子供はもちろん、大きな子供も座って記念撮影をしていました。このようなレーシングマシンは普段触ることができませんので、モータースポーツを身近に感じるきっかけになるでしょう。もちろん大きなお友達もペタペタ触っていたのは言うまでもありません。
一番大きく構えていたのはModuloブース。応援グッズを特別価格で販売していたほか、「FIT e:HEV Modulo X」、今年登場する予定の「VEZEL e:HEV Modulo X」のコンセプトモデル、そして2019年のオートサロンで展示された「Neo Classic RACER」の3車種を展示。
ブース内では、小さなラジコン「MINI-Z」の体験やレーシングシミュレーター体験、そしてカートのタイヤを使ったボーリングなど様々なコンテンツが用意されていました。
中でも人気だったのが、選手とテレビ電話で実際に会話するコーナー。コロナ禍により選手とファンの交流が大幅に制限されているので、うれしい配慮といえるでしょう。