作成したプログラムを「発行」する
dotnetコマンドでプログラムを作り、ちゃんと動作するようになったら、実行ファイルを簡単にコピーできるように「発行」処理をする。なにもしないと、作成したプログラムは複数のファイルに分かれていて、それを全部同じフォルダーにコピーしないと動作しない。これは面倒なので、必要なものをすべて1つのexeファイルに入れてしまう。
このときには以下のコマンドを実行する。最後の「-o exedir」の部分は実行ファイルの保存先フォルダーを表しているので適当に書き換えてもかまわない。警告が出るが無視してかまわない。
dotnet publish -c Release -r win-x64 -p:PublishSingleFile=true -p:PublishTrimmed=true -o exedir
exeフォルダが作られて、そこに「dotnettest.exe」があるはずだ。このexeファイルは、どこにコピーしてもいいし、他のマシンに持っていってもよい。
dotnetコマンドを使うと、巨大なVisual Studioを起動しなくても簡単にプログラムの作成が可能だ。ソースコードで100行程度の小さなプログラム、特にコンソール用アプリケーションなら簡単に作れる。さらにVS Codeをエディタとしてインストールしておけば途中停止や変数の表示といったデバッグ機能も利用できる。ちょっとした実験などでプログラムを作る必要があるなら、dotnetコマンドを使うと簡単だ。
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