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写真家 鹿野貴司「Pixel 6 Pro」テストレポート 第1回

グーグル「Pixel 6 Pro」消しゴムマジックは技術でユーザーの行動を先回り【写真家 鹿野貴司レビュー】

2022年01月30日 12時00分更新

文● 鹿野貴司 写真●鹿野貴司 編集●飯島恵里子/ASCII

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広告写真で行われるような画像処理をやってみた。少しだけ指でなぞった部分もあるが、実に見頃な結果だ

手のひらの上、たった数秒の自動処理でここまでできるとは

 ともあれそんな世話焼きを経て「消しゴムマジック」を立ち上げると、数秒間写真をサーチ。AIが判定した消去対象が白枠で提示される。それらをすべて消すなら「すべてを消去」をタップするだけ。任意で選びたいときは、対象部分をタップしていけばよい。さらに白枠で表示されなかった人物や物体も、指でなぞると消してくれる。「消しゴムマジック」は人物こそきれいに消してくれるものの、壁や路面にできた影はしっかり残ってしまう。人がいないのに人の影が写っているという心霊写真になってしまうのだが、影の部分もなぞれば比較的きれいに消える。

犬のリードをなぞって消してみた。この機能がもっとも使われるのは、こういう場面ではないだろうか

 実際のところ消去がうまくいくかどうかは、その背景や周辺次第。なぞり方によってもわずかに結果が違う。Adobe Photoshopで作業した場合に比べれば、雑で不自然な点も目立つ。しかし手のひらの上、たった数秒の自動処理でここまでできるのか……と驚かされることが多かった。

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