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ACSL社長 鷲谷氏×千葉大学名誉教授 野波氏、国産ドローン発売特別対談

国産ドローン「SOTEN」は、なぜセキュリティーにこだわるのか

2022年01月25日 11時00分更新

文● 貝塚/ASCII

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レベル4(目視外無人飛行)は、2022年のドローン業界にとって、最大のトピックだ

レベル4の実現に向けて

――ドローンといえば、レベル4(有人地帯における目視外飛行)が今年の大トピックになりそうです。これを契機に、より普及が進みそうですね。

鷲谷「すでに、航空法の改正案は国会で可決されています。ここから、その基準が制定されている段階ですね」

――レベル4に向けても、ドローンのセキュア性は最も重大なテーマになりそうです。そのほかに、懸念されていることなどはありますか。

野波「ユーザーが増えるということは、正しくない使い方をする人も増えます。でもいいことに、2022年の6月からドローンは登録制になります」

――自動車のナンバープレートのような状態になるということですよね?

野波「そうです。機体のひとつひとつに番号が付与されます」

鷲谷「ユーザーが増えると悪いことが増えるというのは、どうしても避けられませんね。人類の歴史を振り返ってみると、自動車もたくさんのトラブルを乗り越えて、改善を繰り返していまの状態になっているわけですし。人類の発展のためには、避けられない道かもしれません」

野波「それに伴って、国家ライセンスも生まれます。いままでは民間のライセンスだけが存在していました」

――このタイミングでSOTENが出たことで、国内のドローン市場の活性化に期待が持てます。

野波「鷲谷社長に頑張って打ってもらわないとね。でも、無理しすぎないようにね(鷲谷社長の肩を揉む)」

鷲谷「はい」

――本日はありがとうございました。

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