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CES 2022レポート 第22回

サムスンが「Galaxy S21 FE 5G」をCES 2022で発表! デザイン強化のハイエンドモデル

2022年01月08日 12時00分更新

文● 山根康宏 編集●ASCII

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Galaxy S21 FE 5G

 サムスン電子は2022年1月5日からアメリカ・ラスベガスで開催中の「CES 2022」の会期に合わせて、新型スマートフォン「Galaxy S21 FE 5G」(Fun Edition)を発表した。1月11日からアメリカなどで発売される予定で、メモリー6GB+ストレージ128GBモデルの価格は699.99ドル(約8万1000円)。

Galaxy S21 FE 5Gのカラバリは4色

 Galaxy S21 FE 5Gはサムスンのハイエンド製品「Galaxy Sシリーズ」の派生モデルであり、チップセットにSnapdragon 888を搭載した高性能なスマートフォンだ。6.4型(2400x1080ドット)の有機ELディスプレーは120Hzの高速駆動にも対応する。フロントカメラはパンチホール式で3200万画素と、上位モデルの「Galaxy S21+」「Galaxy S21」の1000万画素よりも高い。OSはAndroid 12でサムスンの最新UI「OneUi 4.0」を採用している。

6.4型ディスプレーを搭載するハイエンドモデル

 背面のカメラはメイン1200万画素、超広角1200万画素に加え、800万画素の光学3倍望遠も搭載する。ディスプレーサイズを比較すると、Galaxy S21+が6.7型、Galaxy S21が6.2型なので、Galaxy S21 FE 5Gは両者の間の大きさのモデルとなる。なお、1年前に発表された前モデル「Galaxy S20 FE 5G」と比較すると、ディスプレーサイズとチップセット以外の基本スペックはほぼ同等であり、マイナーチェンジモデルという位置づけになっているようだ。

標準(広角)、超広角、3倍望遠のトリプルカメラを搭載。こちらはオリーブカラー

 本体側面はマット処理されており、右側に電源ボタンと音量調整ボタン、左側にはボタンのないオーソドックスなデザインとなっている。ヘッドフォン端子はなく、本体下部にUSB Type-C端子を備える。本体サイズは約74.5×155.7×7.9mm、177gで、片手でも楽に持てる大きさだ。

本体の左側面(左)と右側面(右)

本体の上部(左)と本体下部(右)

 Galaxy S20 FE 5GやGalaxy S21シリーズとの大きな違いは本体デザインで、カラバリはオリーブ、ラベンダー、ホワイト、グラファイトの4色。ラベンダーはGalaxy S21シリーズでも採用されていたが、Galaxy S21 FE 5Gはオリーブ色が代表カラーとなっている。背面はそれぞれマットな色合いで指紋の跡が付きにくく、落ち着きのある上品な仕上げとなっている。

Galaxy S21 FE 5Gラベンダー。Galaxy S21などでも採用された色だ

Galaxy S21 FE 5Gホワイト。こちらもマットな仕上げ

Galaxy S21 FE 5Gグラファイト

 Galaxy S21シリーズはカメラ周りを別素材にして背面のアクセントにしていたが、Galaxy S21 FE 5GはGalaxy Aシリーズと同様に背面、カメラ部分を同じ素材で仕上げている。

カメラ部分を拡大

 カメラはショート動画を自動的に生成できるシングルクリップなど、Galaxyシリーズでおなじみの機能を搭載。倍率表示が簡素化されているのはOneUI 4.0の仕様だ。動画は4K60fpsのほか、1080pでは240fpsでの撮影にも対応した。

OneUI 4.0になりカメラUIは若干変更された

 Galaxyシリーズは日本でも多くのモデルが発売されたが、「FE」モデルはこれまで未発売。まもなく「Galaxy S22シリーズ」(仮称)が発表される予定であることからGalaxy S21 FE 5Gの日本投入予定は未定だが、高スペック・高性能カメラ・ハイデザインなスマートフォンとして投入されることも期待したい。

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