Powered By ASUSモデル、RTX 3080 Ti採用でゲーム性能も高い!
第12世代Core i9のハイパワーを堪能! ケース&パーツをTUF Gaming&ASUSで統一したゲーミングPC「ZEFT G29PBA」
2021年11月26日 13時00分更新
今、パソコン界隈でもっともホットな話題といえば、インテルの開発コードネーム「Alder Lake」と呼ばれていた第12世代Coreプロセッサーではないだろうか。この第12世代では、Performanceコア(Pコア)とEfficientコア(Eコア)という2種類のCPUコアを搭載したハイブリッド仕様となり、競合製品を凌駕するパフォーマンスを備えている。
もちろん、BTO PC市場でも、第12世代Coreプロセッサーを採用した新製品ラッシュが続いており、実際にどのモデルを購入しようか検討している人も多いのでないだろうか。
今回紹介するパソコンショップSEVENの「ZEFT G29PBA」も、CPUに「Core i9-12900K」(以下、i9-12900K)を採用したゲーミングデスクトップパソコン。加えて、ASUSのTUF Gamingシリーズで統一しているのも特徴だ。まずは、ZEFT G29PBAのスペックや外観を中心に、その詳細をお伝えしよう。
ZEFT G29PBA
https://pc-seven.co.jp/spc/14734.html
52万7780円(11月4日現在)
ZEFT G29PBAの主なスペック | |
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CPU | Core i9-12900K(定格クロック3.7GHz、最大クロック5.3Hz、16コア/24スレッド) |
CPUクーラー | ASUS ROG STRIX LCII 360 ARGB |
グラフィックス | TUF Gaming GeForce RTX 3080 Ti OC Edition(標準変更品) |
マザーボード | ASUS TUF GAMING Z690-PLUS WIFI D4(Intel Z690 チップセット) |
メモリー | Crucial製DDR4-3200 32GB(16GB×2)、スロット数4のうち2スロット使用 |
ストレージ | 1TB M.2 SSD(Western Digital WD Black SN850、PCIe 4.0) |
PCケース | ASUS TUF Gaming GT501 White Edition |
内蔵ドライブ | DVDスーパーマルチドライブ(外付けUSB接続) |
通信規格 | 有線LAN(2.5GBASE-T)、無線LAN(IEEE 802.11ax/ac/a/b/g/n)、Bluetooth 5.2 |
電源ユニット | CoolerMaster V1000 Platinum(定格出力1000W、80PLUS Platinum認証) |
OS | Windows 10 Pro(64bit) |
CPU以外にも見所の多いゲーミング向けPC
マザーボードやケースなどはASUS尽くし
先述したとおり、ZEFT G29PBAでは、CPUにi9-12900Kを採用。その冷却には、ASUSの簡易水冷クーラーの「ROG STRIX LCII 360 ARGB」を使用している。このROG STRIX LCII 360 ARGBは、ラジエーターが360mmサイズのモデルで、ROGシリーズのものをチョイスしているのは、それだけi9-12900Kの冷却に性能が必要だったということなのだろう。
ビデオカードは、同じくASUSの「TUF-RTX3080TI-O12G-GAMING」で、GPUに「GeForce RTX 3080 Ti」(以下、RTX 3080 Ti)を採用したハインエンド向けモデルだ。ブーストクロックが1755MHzとリファレンスから90MHz引き上げられ、高いパフォーマンスが期待できる。また、3基あるファンは、中央の1基のみが逆回転するユニークな仕様で、エアフローの向上に努めている。さらに、GPUコアの負荷が軽い状況では、ファンの回転を停止する機能も用意されている。
マザーボードには、インテルZ690チップセットを搭載した「TUF GAMING Z690-PLUS WIFI D4」を採用。電源部にはDr.MOSを使用し、15フェース構成と豪華な作り。2.5GbE対応の有線LANや、Wi-Fi 6に対応した無線LANも備えており、かなり機能性も豊富だ。
そして、付属アプリケーションの「Armoury Crate」(Version 4.2.12.0)を用いることで、LEDのライティングを設定したり、ゲームごとにプロファイルを適用したりすることが可能。ZEFT G29PBAでは、主要なデバイスをTUF Gamingシリーズでそろえており、このArmoury CrateでLEDを一括制御できる点は大きなメリットだ。
システムメモリーは、DDR4-3200を32GB搭載し、ゲーミング用途で十分な容量を誇る、また、ストレージには、Western DigitalのM.2 SSD「SN850」の1TBモデルを採用。このSSDは、PCIe 4.0にも対応しており、容量と転送速度ともに申し分なしだ。
電源ユニットは、CoolerMasterの「V1000 Platinum」で、定格出力1000Wの大容量タイプ。80PLUS Platinum認証も取得しており、高品質で電力ロスが少ない点も、好感が持てる。
ケースは、ASUSの「TUF Gaming GT501 White Edition」を採用。外観は白を基調に黒いラインが印象的なツートンカラー。そもそも、このケースを標準構成で用意しているBTO パソコンというだけでも、このZEFT G29PBAは貴重な存在だ。
フロントパネルの上部には、ヘッドフォン出力とマイク入力のほかに、USB 3.0とUSB 2.0をそれぞれ1基ずつ用意。USB端子には、それぞれ対応する規格が明記されており、使い勝手は上々だ。
天板には、磁石で固定された防塵フィルターが用意され、持ち運びが楽になるハンドルが装着されている。デスクトップパソコンは、一度置くとなかな動かす機会はあまりないものの、それでも最初に設置する際や、模様替えや掃除などで動かく際に、このハンドルは重宝する。
左側面は、強化ガラスを用いたいわゆる中がみえるタイプ。CPUクーラーのラジエータは天板に装着され、その3基のファンはなかなかインパクトが大きい。さらに、ケース前面には120mm角ファンを3基、背面には140mm角ファンを1基搭載されており、内部のエアフローはかなり強力だ。
ビデオカードのサイズはかなり大きめだが、それでも内部空間はかなり広めに確保されており、アップグレードやメンテナンスなどでの作業もかなり行ないやすい。
価格は税込みで54万4280円のハイエンドマシン
ASUS&TUF Gamingで揃えたいという人にとって魅力的
ASUSはシステムビルダーと協業し、「Powered By ASUS」という展開を行なっているが、今回のZEFT G29PBAも当然、このPowered By ASUSモデルとなる。ASUSを好む自作PCユーザーは多く、BTO PCもASUS製品で揃えたいという人も一定数いることは確か。そういった人たちにとって、このZEFT G29PBAは、かなり魅力的な製品ではないだろうか。
ZEFT G29PBAの価格は、標準構成の税込みで54万4280円とかなりハイエンドだが、高性能なパソコンを購入するのであれば妥協したくないという人にとっては、このZEFT G29PBAは、オススメできる1台であることは間違いない。
そこで、ZEFT G29PBAの実力がどの程度なのかが気になるところ。別記事では、実際にゲームをプレイし、ZEFT G29PBAのポテンシャルに迫りたい。