CPUにAMD Ryzen 9 5900HX、GPUにAMD Radeon RX 6700Mを採用、純AMD構成がポイント
純AMDパッケージで満足感は現行ゲーミングPCの中でもかなり上位のモデルとなるMSI「Delta 15 AMD Advantage Edition」
MSIからeスポーツタイトルにちょうどよいスペックの15.6型ゲーミングノートPCが登場した。「Delta 15 AMD Advantage Edition」(以下Delta 15)はCPUにAMD Ryzen 9 5900HX、GPUにAMD Radeon RX 6700Mを採用した純AMD仕様。AMDの最新テクノロジーを体験してみたい方に最適であることに加え、240Hz対応高リフレッシュレートゲーミング液晶ディスプレイパネルを採用しておりゲーミングPCとしてのスペックも高いモデルだ。
Delta 15 AMD Advantage Editionの主な仕様 | |
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モデル | Delta-15-A5EFK-030JP |
ディスプレイ | 15.6インチ、フルHD(1920×1080)、ノングレア、リフレッシュレート240Hz |
CPU | AMD Ryzen 9 5900HX (3.3〜4.6GHz/8コア16スレッド) |
GPU | AMD Radeon RX 6700M 10GB GDDR6 |
メモリ | 16GB(8GB×2)DDR4 |
SSD | 512GB(M.2 NVMe) |
無線LAN | IEEE802.11a/b/g/n/ac/ax、Bluetooth 5.2 |
Webカメラ | 92万画素(マイク内蔵) |
インターフェース | USB3.2 Gen2 Type-C(映像出力対応)×1、USB3.2 Gen2 Type-C ×1、 USB3.2 Gen2 Type-A x2、HDMI×1、ヘッドホン出力(Hi-Res対応)/マイク入力 コンボジャック×1 |
サイズ | 約357(W)×247(D)×19(H)mm |
重量 | 約1.9kg |
実売価格 | 21万7800円前後(11月時点) |
Ryzen 9+Radeon RX 6700Mで優れたゲーミングパフォーマンスを実現
冒頭で述べているようにDelta 15のCPUとGPUはAMDの「R+R」構成。CPUのRyzen 9 5900HXは最上位9グレードが示すとおりモバイル向けCPUでは最多となる8コア16スレッドに対応するプロセッサだ。Zen3アーキテクチャを採用しブーストクロックは最大4.6GHzと高く、デスクトップに匹敵するパフォーマンスを実現する。
GPUのRadeon RX 6700Mは、最新のRadeon RX 6000シリーズにあってアッパーミドルに位置する2304コアのGPUだ。WQHD(2560×1440ドット)でAAAタイトルが平均60fpsで楽しめるというスペックである。Radeon RX 6700Mは「WQHD環境がターゲット」と書いたがDelta 15の液晶ディスプレイはノートPCでは標準的なフルHD(1920×1080ドット)である。ひとつ解像度を抑えていることで、AAAタイトルでは60fps狙いのまま一段上の画質に引き上げることを可能にし、一方で高フレームレートを求めるeスポーツタイトルでは高画質と100fpsを超える映像で楽しむことができる。
そして高フレームレートではGPUの処理をさばくためにCPU性能も求められる。そこに高性能なRyzen 9 5900HXを組み合わせたというわけだ。こう考えるとDelta 15のスペックが合理的だと理解できる。
なお、このR+Rに三つ目のR:Radeon Softwareを組み合わせることで、AMDのソフトウェアによるアクセラレーション機能が利用可能になる。CPU-GPU間で電力を動的にシフトし消費電力と性能を両立させる「SMART SHIFT」、CPUがビデオカード上のVRAMにフルアクセスできる「SMART ACCESS MEMORY」、キーボードやマウスなどの入力遅延を低減する「RADEON ANTI-LAG」などだ。また、同時に映像としては超解像技術の「FIDELITY FX」、鮮明化の「RADEON IMAGE SHARPENING」などだ。