今年も幕張の夜が熱く燃える! Cybozu Days 2021の初日ラストには、恒例となったkintoneユーザーのガチ対決「kintone hack night」が開催された。予選を勝ち抜いた5人・1チームはkintoneスキルの高さ、実用度、プレゼン、エンタメ感を争った。さて、今年は誰が頂上へ?
今年も始まる!kintone神たちの熱すぎる戦い
幕張メッセの巨大ステージで行なわれた今年のkintone hack night。kintoneカスタマイズをテーマにした6分のLT(ライトニングトーク)を披露し、聴衆からの投票で1位を決めるという年に一度の頂上決戦だ。今年は予選会を勝ち抜いた5名、1団体が今年は登壇する。
毎年、エンタメ性の高いステージと出し物が見物なのだが、今年はギリシャ神話がテーマのよう。無駄に荘厳なオペラ風BGMとともに登場したMCのゼウッシー(サイボウズ後迫氏)は「人類にもチャンスを与えよう」とか、「全知全能の神『ゼウッシー』なのだからーワハハハハ!」とか、いろいろ能書きをたれるのだが、昨年と同様よくわからない。まあ、本編にはあまり関係ないので、kintone hackをギリシャ神話に出てくる神々の戦いと見立ていることだけ理解できればよいだろう。
隣に座っている植草さん(M-SOLUTIONS)からは「余興が長い(笑)」とコメントが飛ぶが、この全力注入の余興感、イミフメーな大仰さ、予算の無駄使い感もkintone hack nightの魅力の1つだ。会場で配られたお弁当と飲み物(お酒じゃないよ)をおのおの楽しみながら、約90分のショーがスタートする。なお、今年はkintoneのJavaScript APIとREST API以外をカスタマイズに使用している場合は、マークがスライドに表示されている。「よい子は真似しちゃダメだぞ」ということだろう。
さて、登壇する神々6人(?)の紹介の後、昨年のチャンピオンであるNAGAYA JAPANがトロフィーを返却。そのままkintone hackのお手本であるワンハックが披露された。
チーム戦が解禁された昨年、いきなりチームで優勝してしまったNAGAYA JAPAN(関連記事:チーム戦も解禁!カスタマイズの楽しさを堪能できたkintone hack NIGHT)。リーダー長屋さんと増田さんの息の合ったコント、もといLTは今年も絶好調で、昨年披露したSNS風のkintone通知にタスク機能を追加。さらにkintone上に登場する「シン・ひげおじちゃん」では、ユーザーとのやりとり履歴からkintoneのグラフで体調やメンタルの管理を行なえるようになっていた。「データさえあれば、ダイエットもできる。そう、kintoneならね」という長屋さんの決めコメントも健在。コント仕立てのLTでありながら、いきなり高度なカスタマイズの披露で会場の雰囲気も一気に張り詰めた。