アクロニス・ジャパンは10月29日、「Acronis Cyber Protect Cloud」の10月リリースの提供を開始した。
Acronis Cyber Protect Cloud は、エンドポイント、システム、データを保護するためのサイバーセキュリティー、データ保護、管理をネイティブに統合した、サービスプロバイダー向けクラウドベースのサイバープロテクションサービスプラットフォーム。同社は毎月、Acronis Cyber Protect Cloudの新機能や機能改善を提供している。
10月リリースでは、Microsoft 365関連サービスに係る一部ライセンス体系を変更した。従来、Microsoft 365のプロテクションサービス利用時に、ワークロード課金によるMicrosoft 365 seatサービスおよびそれらで使用するGB課金ベースのストレージサービスが利用できた。10月リリースでは、ワークロード課金のMicrosoft 365 seatサービスが新たに追加され、追加コスト不要の容量無制限のアクロニスクラウドストレージの利用が可能となった。
その他、今回の新機能として、ConnectWise Manageインテグレーションで、APIパーミッションのセキュリティーが向上したことにより、管理者がより詳細なコントロールができるようになった。ConnectWise Manage環境内でAPIユーザーに独自の権限を設定できる。
また、VMware Cloud Directorのセキュリティーを損なうことなく、バックアップと復元タスクの管理を委任が可能になった。vCloud Director管理者は、手動で新しい「組織セルフサービスVMバックアップオペレーター」ロールをカスタム許可セットと一緒に作成するだけで、バックアップおよびリカバリー機能を委任できる。
さらに、macOSおよびAndroid OSの次期バージョンのサポートを開始。これらのOSがリリースされ次第、サイバープロテクションで保護できる。