動画のレビューなど共同作業を加速、「Dropbox Replay」ベータ版の無償提供開始

文●ASCII

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 Dropbox Japanは10月21日、動画コラボレーションツール「Dropbox Replay」のベータ版を公開した。

 コロナ禍によりテレワークによりチームやクリエイターの作業が分散型となり、2019年から2020年にかけてDropboxに追加される動画編集ファイルの数は50%近く増加したという。チームメンバーが分散して仕事をするようになり、プロジェクトをスムーズに進めることが難しくなっていることを受けて公開された動画コラボレーションツール。

 Dropbox Replayを使うことで、動画に対するフィードバックの収集・管理・対応の作業を1ヵ所に集約可能となる。同社では概要を9月に発表してた、新たに動画を使った共同作業を効率化して日々のワークフローのなかでより有効に活用できるようにする新たな連携も追加されている。

 主な機能として、Dropboxやパソコン上の動画を簡単にDropbox Replay追加して、高画質な再生機能を備えたプロ仕様のプレイヤーで視聴。 チームメンバーやクライアントと簡単に動画を共有でき、相手がDropboxアカウントを持っていなくても共有できるほか、人数制限なしで共有可能。レビュー担当者の指摘対象を正確に把握できるフレーム単位でコメントや注釈、 全員が同じ場面を同じタイミングで視聴できるライブレビュー機能を使った試写室をバーチャル再現などの機能を備える。

 コメントは動画の各バージョンとともに保存され、フィードバックを後から確認することも可能。フィードバックの内容が相反している場合はコメントスレッドのなかで解決でき、解決済みのフィードバックにマークを付けることで対処漏れをなくすことができる。また、バージョン管理して承認を得るという作業を効率化するため、フォルダによるバージョンや承認を管理する機能も備える。

 さまざまなアプリ開発元とのパートナーシップやインテグレーションが取り入れられており、ユーザーの間で特に広く使われているツールに対応。作業によってアプリを何度も切り替える必要がないように工夫されている。Adobe Premiere Pro向けの拡張機能では、ReplayでのフィードバックをPremiere Proから直接確認して動画に反映できる。また、Blackmagic Design DaVinci Resolveとインテグレーション(近日提供予定)やLumaFusionとのインテグレーション、WeVideoとのインテグレーションが提供される。

 10月21日よりベータ版を無料で利用できる。 

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