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超パワーなM1 Pro/M1 Max搭載のMacBook Pro登場 新型AirPodsも! 第9回

アップル新発表「M1 Pro」「M1 Max」の価値とApple Music戦略を分析する

2021年10月20日 12時00分更新

文● 西田 宗千佳 編集●飯島 恵里子/ASCII

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ミニLEDはウェルカム、ではノッチは……

 もう一つ、新モデルで気になるのは「ディスプレイ」だ。

 ミニLED搭載になるのは朗報である。筆者は日常的に、ミニLEDを使った12.9インチiPad Proを使っているが、やはり動画を見る時の画質は良いし、暗くしても映像のコントラストが落ちづらいのも良い。「慣れたらわからなくなる」という人もいるが、正直そうは思わない。なにより、搭載されていてマイナスな点はないのだ。iPadのように「もっと安く」「もっと小さく」というニーズも大きいものならともかく、「プロ向け」のMacならこれでいい。

 一方悩ましいのは「ノッチ」だ。

 狭額縁化とカメラの強化は、どちらも追いかけるべきトレンドだ。だから、その両方を追いかけてバランスを取ったらノッチができてしまった……というのもわからなくはない。ポイントは、「ノッチの存在感とカメラ高画質化のメリット、どちらを優先するか」かとも思う。個人的には、カメラは外付けでもなんとかなるので、ノッチはさけてほしかった。

 ただ確かに、Macの場合には最上段がメニューバーなので、特にダークモードにすれば目立ちにくいのは事実かと思う。意外と使ってみればなんてことない……かもしれない一方で、Adobeのアプリなどで「メニューバーを出さすフル画面で使っている人」はやっぱり気になってしまうのではないか……と思うのだ。

 今回のリニューアルは、新しい(というか、復活したもの、というべきかもしれない)要素がちょっと悩ましい。どれも使ってみれば、どうということはないのかも……とも思うのだが。

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