現代人が起床したとき、一番最初に触れるものはなんだろうか。
筆者の場合はスマートフォンだが、多くの若者はそうではないだろうか?
スマホを開けば、ロック画面には「プッシュ通知」された新着メッセージやニュースなどが並ぶ。つまり、一日の最初に目に入ってくる情報は、プッシュ通知で届いた何かしらのメッセージということになる。
今回はそんなプッシュ通知を使ったインフォシティのプッシュ通知ASPサービス「RichFlyer」について紹介する。
リッチコンテンツを組み込んだプッシュ通知が可能
RichFlyerは、対象となるアプリケーションにRichFlyer SDKを組み込むことでiOS、Androidともにリッチコンテンツを組み込んだプッシュ通知を可能にするツール。
従来のテキストメッセージだけの通知ではなく、動画やGIFアニメ付きのメッセージを、スマホのプッシュ通知や、Twitter、LINEなどのSNSへ同時に届けることが可能だ。
動画、GIFアニメ、画像などでプッシュ通知を配信できるため、印象に残りやすく、テキストメッセージだけの通知よりもメッセージの訴求度を高められるという。
また1分当たり200万通以上の高速配信が可能。多くのアプリユーザーにすばやくプッシュ通知をしたいというニーズに応えられるとしている。
GIFアニメーションを使った新刊情報の配信例
以下は新刊情報の通知がきた場合の利用例。
スマホに届いたプッシュ通知をタップすることで、ユーザーはホーム画面あるいはロック画面から、GIFアニメで新刊を試し読みできる。
テキストメッセージだけでは興味を持ちづらいコンテンツでも、画像や動画が添付されていれば、すこし見てみようという気持ちになるのではないだろうか。
また、通知画面のカスタマイズも可能。電子書籍ならば「ストアで確認する」「お試し版を読む」といったボタンを設定することで“次の選択肢”をユーザーに与えられる。
ここまでの一連の流れをホーム画面やロック画面からできることは、発信したい企業側にとって大きなメリットがあるのではないだろうか。
速報性を活かした使用例
本ツールでは放送/配信用のライブカメラ映像から出力した映像をすぐに短尺クリップ映像として作成し、動画付きのプッシュ通知として配信することも可能となっている。
速報として配信したい情報には、エンターテイメントに限らず、さまざまな種類のものがあるだろう。同社は防災的な側面として河川災害時の避難行動向上にも利用できるとしている。
これは、河川管理カメラのライブ映像を短尺映像クリップ化し、動画付きプッシュ通知として配信することで実現可能。
映像をいち早く、防災系モバイルアプリなどにプッシュ通知として送れるので、有事における状況の把握や避難行動などにも使用できる。
河川がすでに氾濫している場合、外に避難するよりも自宅にいるほうが安全な場合もある。ライブ映像で河川の状況を知ることで、自身の置かれている状況を適切に把握する可能性が高まるようなケースでは、動画付きのプッシュ通知の速報性が発揮できるのではないだろうか。
配信機能も多数搭載
ユーザーの属性を設定することで、指定した属性に従ってプッシュ通知を送信できる条件別のプッシュ通知や、設定した日時でプッシュ通知を配信する予約機能、定期的な配信を設定する機能なども搭載。
また、権限保持者によるメッセージの承認機能も装備しているので、企業などがチーム体制で運用する場合も誤配信の防止やメッセージ品質の向上につながるとしている。
なお、RichFlyerは静止画像の添付、SNSへの同時配信、カスタムアクション、予約・定期配信などを制限はあるが無料で利用できる。
情報発信の新たな手段として注目が集まる画像・動画付きのプッシュ通知。
動画や画像が添付されるだけで、目から入ってくる情報量は格段に変わってくると筆者自身も強く思う。
とくにRichFlyerは業界最高レベルとする200万通超/分の高速配信を実現している。多くのユーザーに効果的に情報を伝えるツールとして、検討してみてはいかがだろうか?