EDI・出荷検品・ラベル発行などAmazonとの取引に必要な機能をパッケージ化
Amazon取引企業向けのEDIパッケージ「amazingEDI」発売
ユーザックシステムは9月1日、同社が開発したAmazon専用のEDIパッケージ「amazingEDI(アメイジングイーディーアイ)」を発売した。
多くのベンダー企業は、Amazonがウェブ上で提供している取引支援ツール「ベンダーセントラル」を使って、受注の管理や出荷関連の業務ができ、取引が多い企業向けにファイル転送型のEDIも可能となっている。しかし、日本の小売企業とは異なる通信手順や出荷ラベルが必要なため、システム構築にコストと時間がかかる傾向にあったという。
ユーザックシステムはこれまで、Amazonに商品を販売する企業(ベンダー企業)に対して、受発注データのオンラインや出荷検品、専用ラベルの発行などを個別に開発して提供してきた。同社は、今後EC需要の高まりがさらに加速するとしており、Amazonとの取引を効率化するシステムをより多くのベンダー企業に提供したいと考え、専用のパッケージとしてamazingEDIを開発したとのこと。
amazingEDIは、Amazonとの取引に必要な機能を絞り込みパッケージ化したもの。主な特長として、Amazon独自の通信方式(SFTP)、ファイルフォーマットを採用し、データ送受信に人的操作を極力排除する仕様とした。これにより、作業時間・人的ミスを大幅に削減できるとしている。
また、Amazonの仕様に準じた検品方法、ラベルレイアウトを採用した点や、検品業務に必要な無線ハンディターミナルやラベルプリンターをセットに含むのも特徴だ。
価格は、ソフトウェアが1年ライセンスで100万円、5年ライセンスで450万円。ハードウェアは買取で60万円。ハードウェアの内容は、無線ハンディターミナル2台、アクセスポイント、ラベルプリンター、周辺機器。