クラシカルなアクセントがスーツ姿をスタイリッシュに格上げ!
ハミルトン/ジャズマスター シンライン スモールセコンド
ビジネスウオッチに求められる要素のひとつが、実直な機能美に秘められた、スマートなエレガンスだ。これがなければ、“たんなる地味な時計”。当然、着用する本人までそのベクトルで評価される可能性があり、ビジネスシーンでは歓迎されることではない。
ハミルトンは1892年にアメリカ・ペンシルバニア州で創業、現在はスイスに拠点を置くブランドで、当初から鉄道時計や軍用時計、航空時計など、プロフェッショナルのための時計を広範に手がけることで発展した。実用本位の時計作りで培ったノウハウは同社の根幹であり、ドレス系のモデルにもしかと受け継がれている。
その、ドレス系の筆頭が「ジャズマスター」と銘打ったコレクションだ。ハミルトンの創業と同時期に誕生した米国の音楽・ジャズが持つ都会的なイメージを表現したデザインは伝統的なドレスウオッチの佇まいに、たとえばスレートグレーのサンレイ・ダイヤルや、丸みを帯びた書体のアプライドインデックスなど、ほどよくモダンなテイストをプラス。ともすればネガティブな堅苦しさばかりが強調されがちなスーツ・コーデに上品なメリハリを与え、センスやバランス感覚をそれとなくアピールする効果がある。
搭載されるムーブメントはスイスの名門・ETA製。風防は高硬度で耐久性の高いサファイアクリスタルで、元来実用時計ブランドゆえ、信頼性の高さは申し分ない。
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