Suica対応などwena 3のすべての機能が使える
wena 3は交通ICカードのSuicaに対応するIC自動改札機の利用、タッチ決済による買い物に対応する。手のひらを下に向けてwena 3をICカードリーダーにタッチする使い勝手が独特だ。Suicaの残額はwena 3のディスプレーに常時表示ができるので便利だ。
Suicaの新規発行、チャージや利用履歴は、wena 3アプリの「Payment設定」に入った先のメニューから確認する。クレジットカードからのチャージにはGoogle Payを使う。電子決済は楽天Edy、iDにQUICPayのサービスに対応しているが、先にiOS版の「おサイフリンク」アプリを使って、wena 3とひも付ける初期設定が必要だ。iPhoneからの設定にはさほど時間を取られないが、Androidスマホをメインに使っているユーザーは初期設定のためにiOS端末が必要になるので注意したい。
トレーニングなどのアクティビティトラッキングの用途に活用できるスマートウォッチを探している方にも、CITIZEN COLLECTION wena 3のシリーズがおすすめだ。
wena 3には加速度センサーのほかに、赤色・緑色のLEDで手首の血流を正確に計測できるデュアル光学式心拍センサーが内蔵されている。ソニー独自のアクティビティ記録のためのアルゴリズムにより、「歩数」「心拍数」「最大酸素摂取量(VO2 Max)」のトラッキングができる。リアルタイムに計測される心拍数はディスプレーでチェックできる。また「睡眠」「ボディエナジー」「ストレス&リカバリー」を含む6種類のログはwena 3アプリに履歴が記録される。
腕時計を身に着ける習慣がなくても、フィットネスやヘルスケアに興味がわいてスマートウォッチを買う若い世代も増えているようだ。wena 3が記録できるアクティビティの中に「睡眠サイクル」もある。
筆者はふだんから心拍を記録するために、眠る時にもスマートウォッチを身に着けている。そのためか、AT2497-54Eを身に着けてぐっすりと眠ることができた。ただ、本機は多彩な機能がしっかりと詰まっているスマートウォッチなので、就寝中も身に着けるには重いと感じる方もあるだろう。一定期間身に着けていると手首に馴染んでくるので、その後でもう一度本機による睡眠サイクルの記録を試してみてほしい。