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人気売れ筋炊飯器比較 第4回

タイガーの炊飯器は「冷凍ごはん」が最強です

2021年09月10日 09時00分更新

文● 石井和美 編集● ASCII

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最短約15分で炊きあがる「少量高速」コースも

 コースは白米、少量炊き、極うま、エコ炊き、冷凍ご飯、すし・カレー、早炊き、少量高速、少量炊き、玄米、おかゆ、炊き込み、雑穀、麦飯押麦。麦めしもち麦。他社はかたさを選べたり、「もちもち」「しゃっきり」などを選べたり、白米の状態を変えることができますが、同製品はできません。

 本体は高火力を生み出すために、内釜を包むIHヒーターには、加熱⾯積を広げ、⽕⼒・蓄熱性を⾼めた「釜包みIH」を採⽤。より広い⾯積で加熱することで加熱量がアップしています。

 お茶碗1杯(0.5合)が最短約15分、1合が約17分で炊飯できる「少量⾼速」は急いでいるときに便利です。

炊飯コースを選ぶと調理時間を表示する

 サイズは幅252×奥行302×高さ211㎜、質量5.4㎏とコンパクト。消費電力は1200W。フタを閉じるとき、重く、力を入れてグッと押し込む必要があります。コースは一覧で表示されており、「すすむ」で選ぶだけ。目的のコースを選択するとおおよその調理時間も表示されるのは便利でした。オレンジ色のパネルは好みが分かれるかもしれません。

今回試した中では本体サイズはコンパクト

内釜

目盛り線は見やすい

オレンジ色の操作パネル

内釜はやや重め 取っ手はメリットが感じられず……

 内釜は実測で968gと、今回試した5製品の中では2番目の重さ。お米を研ぐとき、お手入れ時も少々手が疲れました。内釜に取っ手はあるものの、炊飯直後にさわるときは熱いのでミトンが必要となり、あまり取っ手があるメリットを感じることができません。蒸気キャップと内ふたを炊飯後に洗う必要がありますが、外しやすく、さっとお手入れできるのでストレスは感じませんでした。

内釜は968g

軽量カップはすべて円柱でしたが、タイガーはこのような形。底にある米もすくいやすく、目盛りも見やすくて感激!

内ふたも簡単に洗えます

蒸気キャップを洗う必要あり。こちらも分解は簡単です

冷凍ごはんが感激のおいしさ

 内釜が重いので取っ手があるのはありがたい……と思ったのですが、取っ手が小さすぎて、あまり役に立ちませんでした。ごはんは弾力があり、もちもちとしたごはんを楽しめる炊飯器です。特に感激したのは冷凍ご飯コースで炊いたごはん。炊いてから急速冷凍をして食べたのですが、みずみずしく、ちゃんと口の中でほぐれました。週末などにまとめて炊いて保存する方におすすめです。

 

筆者紹介──石井和美

白物家電や日用品などを中心に製品レビューを得意としています。レビュー歴15年以上。茨城県守谷市に家電をレビューするための一戸建てタイプ「家電ラボ」を開設、冷蔵庫や洗濯機などの大型家電のテストも行っています。ライター、家電コメンテーター、家電コンサルタント。家電blog(http://kaden-blog.net/)管理人。

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