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アイライフジャパン「ILIFE V3s Max」:

これは新しい 紙パック式ロボット掃除機、1万8900円から

2021年07月28日 16時00分更新

文● 盛田 諒 編集● ASCII

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 格安ロボット掃除機のアイライフジャパンが7月27日、紙パック式ダストバッグを採用し、お手入れの手間が省けるロボット掃除機「ILIFE V3s Max」を発売しました。価格は1万8900円。

 同社人気モデル「V3s Pro」の後継機種。マッピング機能などを省いた低価格モデルながら水拭き機能も備えた2-in-1タイプになっています。

 ダストバッグは普通の掃除機と同じように、本体内側にセットして使います。容量はダストバックが1000ml、ダストボックスが600ml。

 動力はブラシレスモーターで、吸引力は従来比で倍の2000Pa。付属のウォータータンクを装着すると水拭きもできます。清掃面積は約30平米。

 マッピング機能はありませんが、アプリ「ILIFE HOME」と連携可能。別売りのエレクトロウォールでは進入禁止エリアも指定可能。付属のリモコンで各種運転モードを指示することも可能です。

 運転モードは、壁や家具をセンサーで把握しながら運転する自動モードを基本として、部屋のすみを重点的に掃除するエッジモード、置かれた場所でぐるぐる回転するように清掃するスポットモードなどが使えます。

 サイズは幅315mm×奥行300mm×高さ76mmとコンパクトで、キッチンの下などに入りこんで清掃が可能。連続稼働時間は約100分です。

性能的はエントリークラス、紙パックは便利

 発売前に試用機を使ってみました。性能的にはエントリークラスです。

 マッピング機能がないのでくまなく清掃できるのはシンプルな間取りに限られます(イスやテーブルの脚に引っかかって出られなくなることもありました)。メインブラシがないダイレクト吸引なので砂ごみやカーペットについた毛などは残しますが、普通のほこりや髪などはよく取れます。吸引力が高くなったぶん、運転音も大きめに感じられます。

 しかし、ごみがたまったらそのままごみ箱に捨てられるダストバッグの便利さは素晴らしいですね。シャッターを閉められるのでバッグの口からごみがこぼれることはありません。シャッターもプラスチックではなく紙なので燃えるごみとプラごみに分けなくてすむのも地味に助かります。

 ロボット掃除機だけでなくスティック掃除機も同じですが、ダストボックスからごみを捨てて水洗いをするのが結構面倒くさいんです。

 このごろロボット掃除機ではアイロボットの「ルンバi7+」、エコバックスの「DEEBOT T9+」など、掃除が終わったあと自動的に紙パックにごみを回収してくれるモデルが人気。しかし価格は10万円クラスと高級なので、1万円台で手に入るILIFE V3s Maxの安さが際立ちます。

 ILIFE V3s Maxは2万円以下で変えるエントリークラスのロボットを探している人には魅力的な選択肢。これからはミドルレンジからハイエンドにも紙パック式ロボットが増えてくれたらいいなあ。他社がアイライフに追随することを期待しております。

 

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