KDDI総合研究所は7月26日、光ファイバー中で生じる四光波混合現象を利用して、光ファイバーに入力した光信号成分(SN比:光信号対雑音比)を、伝送後に9倍向上させる新たな伝送方式を発明し、その実証に成功したと発表した。
Beyond 5G/6G時代には、現在よりもはるかに膨大なデータがネットワークを流れるため、ネットワークを支える光ファイバー通信網は、データを収容する能力(伝送容量と伝送距離)を十分に拡大することが将来に渡って求められている。
本方式では、伝送後にSN比を大きく改善することができ、従来の伝送方式と比べておよそ3倍伝送容量を大きくすることができる画期的な発明となっているとのこと。
Beyond 5G/6Gネットワークを支える光ファイバー通信の伝送容量拡大に向けた基礎技術として本方式は、今後の活用が期待されている。
なお、本方式の詳細はこちらから確認できる。