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その名も「琉球スギ」

「スギ」という魚を知っている? 沖縄ブランドの希少な養殖魚を「くら寿司」が全国で提供

2021年07月14日 16時30分更新

文● ASCII  編集●ナベコ

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 くら寿司は7月16日より、沖縄ブランド魚「琉球スギ」を期間限定販売する。販売期間は7月25日まで、価格は2貫一皿200円(一部店舗では価格が異なる場合がある)。

 「スギ」はスズキの仲間で、全世界の暖かい海域を中心に生息する体長1.5mにもなる大型の魚。別名「クロカンパチ」や「リュウキュウカンパチ」と呼ばれることもある。日本ではまとまった量を漁獲できないことから流通量が少なく食用魚としてはあまり知られていないところ、くら寿司ではこの度、沖縄で養殖された「琉球スギ」を寿司ネタに採用し全国で展開。

 沖縄の古宇利島(こうりじま)に面した県内屈指の美しい海で、稚魚から成魚まで一貫養殖された沖縄県産のスギは、血合いも美しく、透明感のある白身が特徴だという。ブリやカンパチにも引けを取らない、上質な脂乗りとコリコリとした食感を楽しめるそうだ。

 スギはその特徴である生産効率の高さと味わいの良さが注目され、沖縄県を中心に養殖事業とブランド化が進められている。とくに、マグロは1kg成育させるためにおよそ10kg上の餌が必要だが、「琉球スギ」は1.3~1.9kgの餌で1kg成長することから、生産効率の高さから「持続可能な」水産に貢献するという。

 今後もくら寿司では、地元ではおいしく食べられているにもかかわらず、漁獲量や流通量が少ないという理由や、知名度が低い等の理由から食べる機会の少ない「低利用魚」といわれるような魚も積極的に扱い、商品開発する取り組みを進める。

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