マツダとミズノは、共同でドライビングシューズを開発。クラウドファンディングサイト「Makuake」にて、7月6日から9月15日までの期間限定で受注する。価格は3万9600円(税込・Makuake価格)。マツダが掲げる「人馬一体」が促進するという新開発シューズとは一体何か? さっそく話をうかがった。
※開始2日で生産数が規定に到達したため、250足の追加生産が決定しました。
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「足の動き」をサポートする
新コンセプトのドライビングシューズ
このドライビングシューズの特徴は、普段履きを考慮した上で、ドライビングをサポートする機能を有しているという点。一般的にドライビングシューズは底面が硬く、薄いものが良いと言われているが、それでは歩行に問題がある。だが、スニーカーのようにクッション性を重視すると、ペダルフィールが得られづらい。
そこでソールに、ミズノのフィットネスシューズ等で使われているソール「MIZUNO COB」を採用。ミッドソール上面にアウトソールの意匠と連動した凹凸をつける事で、クッション性を有しながら足裏により多く正確な情報を伝達。足裏の感度を高めるとともに、バランス能力や反応速度の向上が実現するという。
またペダルを踏む際、足首の曲げ伸ばし(底屈と背屈)を頻繁に行なうが、足首を動かす脛(前脛骨筋)と、ふくらはぎ(腓腹筋)の筋肉にも注目。かかとを支点としてつま先を宙に浮かせると、自然と下がる(ペダルを踏む動き=ペダルを踏む)になることから、底屈サポートと呼ばれる足の動きをサポートするパーツを開発。これにより長時間のドライビングでの疲労低減だけでなく、ペダルを素早く踏み変える効果があるという。
アッパー部分はマツダのデザインチームが担当。マツダのデザインテーマ「魂動」を反映した美しいフォルムに、スウェードと牛皮を使ったシンプルでありながら、大人のハイカットシューズとしている。ちなみに開発にあたっては、筋電図で計測するなど科学的側面と、マツダのテストドライバーによる評価の両側面で実施。基礎研究に2年、デザイン面などの製品化に1年半という長い時間をかけて開発したとのこと。生産はミズノの国内工場が担当。1個1個、職人の手によって生み出されるという。新しい試みということ、全数クラウドファンディングサイトからの注文販売。サイズは24.5~28.0cmまでの0.5cm刻みで、注文後の変更・返品は不可とのこと。
ドライビングシューズは、東京と大阪のミズノのグローバルフラッグシップストアのほか、広島のマツダ本社、福岡のディーラー(場所は未定)で展示する予定だ。