サービス名は「エンハンスドデータベース(TiDB)」
さくらのクラウド、PingCAP開発の分散型SQLデータベース「TiDB」を提供開始
2021年07月08日 15時50分更新
さくらインターネットとPingCAPは7月8日、さくらインターネットのIaaS型クラウドサービス「さくらのクラウド」において、PingCAPが開発したオープンソースの分散型SQLデータベース「TiDB」を提供することに合意したと発表。同日から「エンハンスドデータベース(TiDB)」というサービス名で提供を開始した。
さくらのクラウドは、サーバーやストレージなどの多彩なサービスが利用できるIaaS型クラウドサービス。時間割料金・日割料金・月額料金を設定しており、必要なタイミングで必要な分だけ利用可能で、期間に応じて最安の価格が適用されるサブスクリプション形式で提供している。
TiDBは、水平方向のスケーラビリティーと強力な一貫性、そしてMySQLとの互換性による高い可用性を備えた、クラウドネイティブの分散型SQLデータベースプラットフォーム。TiDBを用いることで、コードを変更することなく、分散化型データベースの特長を活かしたサービス開発ができるという。
エンハンスドデータベース(TiDB)は、データベースシステムの構築や運用をさくらインターネットが担い、ユーザーよるデータベース基盤の管理が不要なマネージドサービスとして提供する。これにより、サービスの成長にあわせて簡単に拡張できるデータベース環境を提供可能になったとしている。
本サービスは、さくらのクラウドの新機能を実験的に提供する「Labプロダクト」として公開され、さくらのクラウドの通常利用料金内で利用可能だ。