シャープの新たなフラッグシップ5Gスマートフォン「AQUOS R6」は、独ライカカメラと提携し、高級コンパクトデジタルカメラに搭載されている1インチのイメージセンサーを搭載するなど、従来にないカメラ性能を備えたスマートフォンだ。だがそれ以外にも、前機種の「AQUOS R5G」と比べ大きく進化している部分が多い。どのような点が進化しているのか、その使い勝手はどうなのかを、実機から確認してみよう。
液晶から有機ELへの変更でデザインは劇的に変化
まずは本体から確認すると、ディスプレーサイズは約6.6型で、サイズは約74×162×約9.5mm、重量は約207gと、ハイエンドモデルということもあってやや厚さと重みがある。AQUOS R5Gが約75×162×8.9mm、重量は約189gなので、やはり厚さと重さが増しているのは確かだろう。
ただ実機に触れてみるとその印象は大きく異なる。AQUOS R6は側面がカーブしたディスプレーを採用しており、物理的な指紋センサーも存在しないので、シンプルですっきりしたデザインとなっているほか、背面もガラス素材で高級感のある触感だ。前面の指紋センサーが目立ち、背面が樹脂素材でややチープな印象があったAQUOS R5Gと比べ、触感、所有感が大幅に向上している。
そこに影響しているのはやはりディスプレー素材だろう。シャープは従来の「AQUOS R」シリーズに、同社が得意とするIGZO技術を活用した液晶ディスプレーを採用してきたが、AQUOS R6ではIGZO技術をそのまま生かしながらも、素材を自社開発の有機ELに変更しているのだ。
シャープはこれまで、有機ELを「AQUOS zero」シリーズにしか搭載していなかったが、IGZO技術を取り込んだことでAQUOS Rシリーズへの搭載が実現したといえる。それゆえAQUOS R6では、従来液晶であるがゆえにできなかったカーブドディスプレーやディスプレー内蔵型の指紋センサーなどを積極的に取り入れており、それがデザイン面の改善に大きく貢献したといえる。
ちなみに指紋センサーには、クアルコムの「3D Sonic Max」という技術を採用。超音波式であることから認証速度も非常に速く、認証できるエリアが広いなど、従来のディスプレー内蔵型指紋センサーと比べ多くのメリットが備わっている。
一方で側面のインターフェースは比較的スタンダードなものとなっているが、唯一大きな変化となっているのがGoogleアシスタントキーの搭載だ。サイズが邪魔にならないようかなり小さく抑えられているとはいえ、このキーの搭載にはメリットを感じないだけに、AQUOS R5Gと比べた場合の唯一残念なポイントといえる。
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