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ゼンハイザー、上位機と同等ドライバーで1万円台中盤の新完全ワイヤレス「CX」

2021年06月29日 00時00分更新

文● ASCII

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ゼンハイザーらしい音を低価格に

 ゼンハイザージャパンが7月8日に発売する完全ワイヤレスの新機種「CX True Wireless」は、上位ラインの「MOMENTUM TrueWireless 2」と「CX 400BT TrueWireless」の間をつなぐ、新しいエントリーモデルだ。

CX True Wireless

 昨年9月に登場したCX 400BTは上位機に迫る高音質をウリにした製品だったが、CX True Wirelessは「CXを継ぐもの」として、この音質を継承。さらに上の使い勝手を目指している。そのうえで、売出時の実売価格はCX 400BTよりもさらに下の1万7000円台前半になった。ドライバーは、MOMENTUM TrueWireless 2と同じ直径7mmの自社開発ドライバーを採用しており、音質面での妥協は一切ないとする。

シームレスな片側使用でウェブ会議にも配慮

 CX 400BTからの具体的な強化ポイントとしては、(1)IPX4相当の生活防水対応、(2)ゼンハイザー製品では唯一のシームレスな左右独立使用がある。連続再生時間も伸び、本体のみで最大9時間、ケース併用で最大27時間となった。クアルコム製チップを採用し、対応するBluetoothコーデックはSBC、AAC、aptXとなる。

 上に挙げた特徴のうち、(2)はウェブ会議などで便利なものだ。左右のうち片方を耳に装着、片方を充電ケースに入れた状態にしておき、バッテリーが切れたら接続を維持したままもう一方に交換できる。PCだけでなくiPhoneとの接続時でも有効とのことで、外出先から長時間の会議に参加したいときにも安心だ。通話品質の面では、声を的確にとらえられるデュアルマイク仕様(ビームフォーミング対応)。Bluetoothのバージョンは5.2に上がり、LDSアンテナは使用しないもののClass 1(10mW)の高出力で、安定した通信が可能だとする。

 また、低域を増強する「Extra Bass Boost」機能を追加しており、専用操作アプリ「Smart Control」でプリセットを呼び出せる。これはより豊かな低域が欲しいというユーザーの声に応えたものだが、ゼンハイザーとしてはあくまでも忠実な音再現に軸足を置いており、任意に設定できるものとしている。

 アクティブ・ノイズ・キャンセリングや外音取り込みには対応しない。ここはMOMENTUM TrueWireless 2と差が付いている部分になる。ただし、人間工学を重視した形状で一日中でも快適な着け心地であるとともに、遮音性も高くノイズに対しては配慮した設計になっている。

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