和室deふとんLOVERもOK。トラッキングデータはとても正確
睡眠モニターはNest Hubの本体設定、またはスマホのGoogle Homeアプリから任意にオン・オフが選べる。
就寝中のユーザーの体の動き、呼吸解析には独自のレーダー技術であるMotion Sense用のSoli(ソリ)センサーを使う。また睡眠障害の判定要素にもなる「いびき」や「咳」の音声データはマイクで集音して、クラウドに送られることなくデバイス上で処理される。ユーザーのプライバシー保護にも抜かりはない。なお、いびきと咳の計測が不要ならばHomeアプリから無効化できる。
筆者はふだん、和室にふとんを敷いて寝ている。Nest Hubはベッドサイドテーブルなどに置いて、マットレスの上面と同じくらいの高さで頭や胸の近くに寄せて使うことが推奨されている。ふとんの隣にNest Hubを置くとフロントパネルのベゼル上部がようやく目線の高さになるので、睡眠モニターが正確に機能するかがやや不安だった。1ヵ月使ってみた現在の時点までは納得できるデータが取れているようだ。
筆者の使用環境では就寝時に畳の上に直置きしているが、前夜とNest Hubの置き位置が多少ずれても体制に影響もない。デバイスと自分の間に人やペットが添い寝していたり、抱き枕のように大きな寝具が横たわっていると正確な記録ができない場合があるようだ。
Nest Hubで取得した睡眠サイクルは本体のディスプレーや、スマホのGoogle Fitアプリにデータが保存される。Android/iOSどちらのGoogle Fitアプリにも対応する。Google Fitアプリを使う場合、本体の初期セットアップを行う際にデータを連携させるか訊かれるので、ここで設定を済ませることをおすすめする。筆者はこれをいったん後まわしにして、しばらくしてからアプリを関連付けようとしたところなぜか蓄積していた睡眠データが飛んでしまった。