筆者は今回、グーグルのスマートディスプレー「Google Nest Hub」の第2世代機に新しく搭載された「睡眠モニター」機能に注目した。発売後から1ヵ月ほど自宅で使い込んでみたが、ユーザーの健康を支えてくれるスリープテックデバイスとしてかなりできの良い機能だと思う。
音楽や動画コンテンツが楽しめるエンターテインメントデバイスとしてのGoogle Nest Hub(以下:Nest Hub)の実力については前回のレポートを参照してほしい。
筆者はNest Hubの睡眠モニター機能が、ふたつの理由からとても気に入った。ひとつは日本の蒸し暑い夏にも負担なく睡眠トラッキングができそうなデバイスだからだ。寝苦しい夜に、睡眠状態のログデータを取るために頑張ってウェアラブルデバイスを身に着けるストレスからようやく解放されそうだ。そしてもうひとつの理由は睡眠モニターによる就寝・起床、睡眠時刻の記録がとても正確で、信頼にたり得るデータが取得できたからだ。自分の睡眠サイクルが正しく把握できると、睡眠習慣を改善しようという意欲が自然にわいてきた。