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松村太郎の「アップル時評」ニュース解説・戦略分析 第145回

アップル新型「iMac」驚きの電源

2021年06月07日 16時00分更新

文● 松村太郎 編集● ASCII

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専用コネクタとたった143Wでの駆動

 もうひとつ驚かされるのは、iMacはシステムとして、付属している143Wの電源のみで動作させられる点です。MacBook Pro 16インチモデルは96W USB-C電源アダプタが付属してくることを考えると、24インチディスプレーを含むデスクトップコンピュータにしてこれだけ小さな消費電力である点は特筆すべきでしょう。

 16インチMacBook Proは、100WというUSB-PDの最大出力と、100Whという航空機に持ち込める最大サイズのリチウムイオンバッテリーにより、電源周りの制限がもたらされています。

 航空機の規制はそのままになりそうですが、USB-PDについては先ごろ240Wまで拡張されることが発表されました。となると、iMacもUSB-PDで給電できてしまうことになります。

 さらに言えば、AC電源を供給できるキャンプ用などの巨大なバッテリーなら、iMacを屋外で使うことも可能になるのではないかと思います。

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