専用コネクタとたった143Wでの駆動
もうひとつ驚かされるのは、iMacはシステムとして、付属している143Wの電源のみで動作させられる点です。MacBook Pro 16インチモデルは96W USB-C電源アダプタが付属してくることを考えると、24インチディスプレーを含むデスクトップコンピュータにしてこれだけ小さな消費電力である点は特筆すべきでしょう。
16インチMacBook Proは、100WというUSB-PDの最大出力と、100Whという航空機に持ち込める最大サイズのリチウムイオンバッテリーにより、電源周りの制限がもたらされています。
航空機の規制はそのままになりそうですが、USB-PDについては先ごろ240Wまで拡張されることが発表されました。となると、iMacもUSB-PDで給電できてしまうことになります。
さらに言えば、AC電源を供給できるキャンプ用などの巨大なバッテリーなら、iMacを屋外で使うことも可能になるのではないかと思います。
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