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このスマホ、ホントに買い? 話題のスマホ徹底レビュー 第283回

5万円台でスペックも電池持ちも満足度が高い5Gスマホ「moto g100」はヘビーユーザーにもオススメ

2021年06月03日 12時00分更新

文● 村元正剛(ゴーズ) 編集●ASCII

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 モトローラ・モビリティ・ジャパンが5月28日に発売した「moto g100」を使ってみました。同社が「moto g family」と呼ぶ、機種名が「moto g」で始まる端末は従来ミドルレンジが中心で、価格は1~3万円台でした。しかし、moto g100は、Snapdragon 870を搭載するハイスペックモデルで、価格は5万8800円。moto g familyでは初めて5Gにも対応しています。スペックを重視するヘビーユーザー層も満足できるモデルか否か? 1週間ほど使ってみました。

ハイスペックモデルらしい外観だが
細かく気になる部分も……

 ディスプレーは6.7型。ハイスペックモデルで主流の有機ELではなく、液晶を採用。コストダウンのためでしょうが、メリハリが感じられる鮮明な画質で表示され、視認性には支障なし。縦横比は21:9で、解像度は2520×1080ドット。大画面の割にはボディー幅が細くて持ちやすく、横向きにして映画を観たり、ゲームをしたりするにも適しています。

6.7型の液晶ディスプレーは、小さな文字もクッキリと表示する。横幅は73.97mmで、さほど太くは感じない

 右側面には音量キーと、指紋センサーを兼ねる電源キーを搭載。moto g familyの従来モデルでは背面にあった指紋センサーが電源キーに移動したわけです。個人的には、背面のほうが左右どちらの手で持っても使いやすいと思うのですが、スマホを右手で持つ人には右側面にあっても不便は感じないでしょう。なお、マスク着用時は使えませんが、顔認証にも対応しています。

右側面に音量キーと、指紋センサーを備えた電源キーを搭載

左側面にはGoogleアシスタントを起動するキーと、SIMスロットを搭載

SIMスロットには2枚のnanoSIMを装着可能。ドコモ、au、ソフトバンクの5G(Sub6)に対応している。なお、2枚目のSIMはmicroSD(最大1TB)との排他利用

 底面にはイヤホンジャック、USB Type-Cポート、スピーカーを搭載。内蔵スピーカーはこの1基だけなので、音楽を聴いたり、臨場感のある音で映画やゲームを楽しみたい場合はイヤホンを使うべきでしょう。

底部にはイヤホンジャックとUSB Type-Cポートを搭載。ステレオイヤホンが同梱されている

 カラーはイリディセントスカイの1色のみ。背面パネルは、白にも水色にも薄紫にも見える独特な色合いで、落ち着いた光沢を放つ。本体は9.69mmの厚みがあるものの、左右に丸みがあり、手になじみやすい。クリアケースが同梱されていますが、指紋が付きにくいので、そのまま使ってもよさそうです。

背面パネルは、ハイスペックモデルらしい美しい仕上がり

パフォーマンスと電池持ちは満足必至

 プロセッサーはハイエンド向けのSnapdragon 870。上位にSnapdragon 888という製品がありますが、それに次ぐ処理性能を備えたチップと捉えていいでしょう。メモリーは8GBで、ストレージは128GB。microSD(最大1TB)でストレージを拡張することも可能。5万円台としては、十分すぎるスペックと言えます。

 実際の使用感も良好。従来のmoto g familyは、CPUやメモリーなどのスペックが低めだったので、普段使いには支障はないものの、使うアプリによってはタッチ反応が鈍く感じられることもありました。moto g100は、カメラの撮影モードを切り替えたり、他のアプリを起動させたままでゲームをしたりしても、動きが鈍くなることはなく、ストレスを感じない安定性した操作感を得られました。

「Geekbench 5」というアプリでベンチマークを測定した結果。ハイスペックモデルらしいスコアをマークした

 バッテリー容量は5000mAh。フル充電の状態で「Netflix」の約2時間の映画を再生したところ、86%残っていました。多少ヘビーに使う人でも、バッテリーは1日以上持つと考えてよさそうです。

2時間の映画を観ても、86%残っていて、さらに13時間以上使い続けられるという見通しが表示された

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