JBCCは5月17日、ハイブリッドクラウドの運用監視サービス 「EcoOneハイブリッドクラウド監視サービス」の提供を開始した。
マルチクラウド環境とオンプレミス(社内)環境を集約して全環境を一元的に監視するサービス。クラウドの浸透とともに、多くの企業ではクラウドとオンプレミスのIT環境を併用することが増えているが、双方の運用スキルを必要とし、運用現場の負担が増加する課題があるという。
マルチクラウド環境に加え、オンプレミスのサーバーも対象に死活監視や性能監視を実施して異常時にアラートをメール通知する。AWSやAzureといったクラウドベンダーが提供する監視サービスでは、それぞれのクラウドに全体障害が起きた場合には監視機能自体が稼働しないが、EcoOneハイブリッドクラウド監視サービスではクラウド自体に障害が発生した場合でも異常を検知。また、オンプレミス環境も監視対象にでき、初期設定や日々の監視・運用をトータルで提供するほか、JBグループ運用センターのオプションサービスと組み合わせることで障害に際しても24時間365日体制で迅速に対応するという。
マルチクラウド環境とオンプレミス環境をひとつの画面で監視・確認することができることから、運用負荷の軽減だけでなく、これからのクラウドへの移行・段階的なクラウド移行を計画しているユーザーにとっても運用や操作性を変える必要がなく移行を推進できるとしている。
価格はクラウド環境で1インスタンスあたり月額700円から、オンプレミス環境は1サーバーあたり月額3000円から。別途「EcoOne IaaSサービス」の契約が必要なほか、監視対象へのDatadogエージェントの導入費用は別途見積りとなる。